
自分の好きな映画について、観たときの思い出も交えながら紹介していこうと思います。文章だけでは面白味に欠けるので、挿絵も付けてみることにしました。というわけで、「シネマ・イラストレイテッド」。
ちなみに冒頭のイラストは、「暴力脱獄」(1967)の"クール・ハンド"ルークこと、ポール・ニューマン。おわかりになりますか?
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さてどの作品から始めようか――というわけで、好きな映画をいちから順番に紹介していくことにします。
正直、ベストワンひとつ選ぶのも難しかったりするわけですが(なにせ、そのときどきの気分で変わる)、そこを無理矢理、もう今後の人生でこの映画しか観られない、となったら何にするか―とせっぱつまった気分を出して選んでみました。で、あともう一本だけOKだとしたらどれか、さらにもう一本OKだったら、という具合に繰り返し、とりあえず洋画と邦画、それぞれ五十本、あわせて百本をピックアップ。
シネフィルや映画青年、というほど映画三昧だったわけではありませんが、映画を観はじめて三十年、チリも積もればなんとやらで、数だけはけっこう観ています。そんな中から選んだ百本、私にとってはどれもこれも選りすぐり、一回とはいわずに何度も観直しているものばかりで、実のところは順位に関係なく、全部、横並びの傑作だと思っています。
選んだ作品のタイトルを改めて眺めてみると、面白いことにそのほとんどが、十代後半から二十代前半の頃に観た映画(その時代に作られた作品、ということではなく)。その時期、特に優れた映画を集中して観た、ということもありますが、やはり感受性のモンダイでもあったりするのでしょう。私にとって、おそらく学生の頃がもっともアンテナの受信状態のよい時期だったのだと思います。
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ところで映画を観たり小説を読むときは、なるべくあらすじや解説を目に入れないようにしています。経験的に、事前の情報が少なければ少ないほど、その作品が面白かったときの悦びが大きいから、ということもあれば、ヘタに何かを知ると、本来味わえたはずの喜びの幾ばくかが(ときにはほとんどが)確実に吹き飛んでしまうから、ということもあります。例えば「詳しくは言えませんが、この映画(小説)、『どんでん返し』がすごいんです」、なーんて一文を目にしてしまうと、もうショックでショックで。
そこで自分が書く記事も、たとえ未見の方が読んでもヘンな先入観を与えないよう、映画の輪郭だけを描出して、キモに触れるのを避ける書き方ができないものかと思っていたのですが、しかしいざ書こうとしてみると、これが結構むずかしい、というか、できない。たまに、肝心かなめのことは何も書いていないけれど、実にうまい具合に興味を持たせてくれる書評や映画評に巡り合って(作品そのもの以上に)感心させられたりすることがありますが(あとで振り返ってみて初めてその上手さに感嘆するのであります)、当たり前ながら、ホント、すごい技術なんですね。考えてみればそんなこと、素人にできるはずもないのであります。
そんなわけで、なるべく上記のようなことを心掛けたいと思いつつ、意あって力足らず、思いっきりネタバレする記事が出てくることと思いますので、あ、これいつか観たいと思ってた、という映画についてはどうぞ記事をスルーしていただけますよう。幸いページを開くと、イラストがドーンと載っていて、スクロールしない限り、文章は一切目に入らないはず、です。
また逆に、映画にまつわる個人的な思い入れや思い出話に終始して、紹介が中途半端になってしまう記事も出てくるかもしれません。そんな場合は、より詳しくバランスのとれた内容紹介がネットにたくさんあると思いますので、どうぞそちらをご参照のほど。でもまあ先に書いたとおり、映画はなるべく事前情報なしに、映画自体を観るのがいちばんではないかと思います。紹介する予定の作品は、そのジャンルの好みさえ合えば、きっと楽しめるはずのものばかり。観てソンはしないはずですので、ぜひ。
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最後に、そもそもなぜブログを始めたのかについて。
二ヶ月ほど前に、持病の腰椎椎間板ヘルニアが悪化してしまい、歩くことはおろか立ち上がることすらもできなくなってしまいました。さんざん我慢した挙句、耐え切れなくなり、ついに先週、手術を受けたのですが、まだ傷も癒えず、また右足に若干痺れが残ってしまったこともあり、これからしばらくリハビリを兼ねて静養する予定です。
静養、といっても漬物石じゃあるまいし、ただじっとしているというわけにもいかない。暇つぶしに何か、しかもインドアでできることが何かないか...ということで、頭の体操を兼ねてブログでも書いてみよう、と思いつきました。とまあ、そんな動機なので、とりあえず映画を百本選んだと書きましたが、腰の調子がよくなれば、その時点でブログも終わりにするかもしれません。逆に療養が長引くようなら、さらに記事を追加するかもしれません。でもいずれにしても、始める以上はなるべく長く続けたいと思っています。
というわけで以上、このブログの趣旨とエクスキューズでした。「シネマ・イラストレイテッド」を、どうぞよろしくご贔屓のほど!
綺麗なブログですね☆
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あと、今takaもブログランキングやってるんで
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