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[C21] こんにちは ♪

ユマ・サーマンのボブの髪型とかっこいい姿にひかれ

当時、観ました。登場する方々結構気楽に人を殺すので、

なんか衝撃、、、、でした。

音楽がね たしか ビージーズ 使ってませんでしたか
? 違うかな ?

ところでお体の具合はいかがですか?
早く良くなるといいですね。♪



[C22] >whitypearlさん

ビージーズのステイン・アライブですね!
そういえば確かにかかってました。

ご心配いただき、ありがとうございます。
体は順調に回復中...動き回る機会が増えたのはいいんですが、その分、ブログの更新が遅れがちで...

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パルプ・フィクション

う~ん、テイスティ!!
「パルプ・フィクション」のイラスト(ジョン・トラボルタとユマ・サーマン)

エンティン・タランティーノの「パルプ・フィクション」(1994)は、その語り口の目新しさに興奮させられた映画です。オムニバスの各幕を跨いで登場人物を自在に出入りさせるとともに、ドラマの起承転結を解体することによって時系列の混乱を持ち込んだ斬新な筋運びは、(私にとっては)これまでまったくお目にかかったことのない、実に画期的なものでした。

映画の内容は、"パルプ・フィクション"のタイトルが示すとおり、三文小説のようなヨタ話。しかしその展開は、こちらの予想を次々と裏切っていく意外性に溢れていて、始めから終わりまで、退屈することがまったくありません。タランティーノ映画に特有の、こんな会話必要?といいたくなるような、無意味に思えるバカ話と薀蓄の洪水が作り出す独特のグルーブに身を委ねているうち、しかしふと、各幕同士の繋ぎ目に、何かが足りないような、あるいは何かが余計なような、妙な違和感が漂いはじめます。ちょっとした混乱に、あれ、どうなってるの?と首を捻っていると、後半のある時点になって、ようやく時系列が崩されていたことに気づかされ、それを境に今度はこんがらがったものがするするとほぐれだし、あっという間にすべてがぴたぴたと収まるべきところに収まりはじめるのです。

終わってみれば、パズルができあがったときの喜びにも似た興奮と快感はかなりのもので、その鮮やかな語り口は、まるでどうすれば観客の脳内にエンドルフィンを作り出すことができるのかを一から十まで熟知しているかのよう。ホント、こんな映画よく思いつくなぁ、という感じです。


時系列を崩したドラマの興奮と快感

ランティーノは、デビュー作、「レザボア・ドッグス」(1992)でも時系列を前後させ、サスペンスを高めることに成功していましたが、一種の舞台劇ともいえるこの作品は場面展開が少なく、また全体を貫く骨太なテーマ(=裏切り者は誰か?)があったぶん、その語り口は、むしろストレートといっていいものでした。一方、「パルプ・フィクション」は正真正銘の曲球。三幕にプロローグとエピローグを加えたオムニバス・スタイルを採用し、ドラマ展開にダイナミズムを与えながらも、はっきり言って各幕のお話自体はたわいのないものばかりで、コアといえるようなストーリー、テーマが存在しません。いわば、各幕どうしの繋がり方、あるいは時間の錯綜自体がいちばんの味わいどころといってもいいようなヘンな映画で、しかし、それがまた途轍もなく面白かったりします。この、「パルプ・フィクション」で味わった興奮は、その源泉はまったく異なるものの、「ターミネーター2」(1991)で感じたそれに近いもの。要するに、これまで観たことのないものを観た、という感覚です。

やや野暮ではありますが、「パルプ・フィクション」のキモである、そのドラマの繋がり具合を整理してみると、ざっと以下のような感じ。カッコの数字が時系列の順番です。

プロローグその1
(3)チンピラ・カップルのパンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)、ファミレスで強盗の相談。話がまとまりその場でおっ始めることに。

プロローグその2
(1)ギャングの殺し屋のヴィンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)、密告者の情報をもとに組織を裏切った青年たちを襲撃し、ブツを手に入れるとひとり、ふたりと血祭りに。

エピソードその1(ビンセント・ベガとマーセルス・ウォレスの妻)
(5)ギャングのボス、マーセルス(ヴィング・レイムス)が峠を越したボクサー、ブッチ(ブルース・ウィリス)に八百長試合を持ちかけているところへ、なぜかTシャツに短パン姿のヴィンセントとジュールスが帰還。

(6)ヴィンセント、マーセルスに愛妻ミア(ユマ・サーマン)の世話を頼まれ、カフェに出掛けて食事。意気投合した二人はマーセルス不在の家に戻り、さあこれからというところでミアがヘロインを吸って人事不省に。ヴィンセント、知り合いのドラッグ・ディーラーのもとへ駆け込み、なんとかミアの息を吹き返させる。

エピソードその2(金時計)
(7)ブッチ、八百長を反故にして試合に勝ち、自分に賭けて大金を手にする。恋人と逃亡しようとするが、父親の形見の金時計をアパートに忘れ、取りに戻る。アパートで待ち伏せしていたヴィンセント、ブッチが戻ってきたときにたまたまトイレに入っていたため、ブッチに撃ち殺される。アパートを出たブッチ、クルマで移動中、赤信号で止まったところでばったりマーセルスと鉢合わせ。路上で争いとなり、質屋に逃げ込んだブッチを追ってマーセルスが店に飛び込んだところ、二人とも変態店主に捕まって半地下室へ監禁される羽目に。マーセルス、変態店主の友人にレイプされる。ブッチ、隙をみつけて変態店主を殺すとマーセルスを助け出す。マーセルス、一件について口を噤むこと、そしてロスに二度と戻ってこないことを条件に、ブッチを解放する。

エピソードその3(ボニーの一件)
(2)ヴィンセントとジュールス、油断していたところを隠れていた青年から銃撃を受ける。しかし全弾とも奇跡的に外れ、返り討ちにする。帰路、クルマで移動中、ふとしたはずみでヴィンセントが後部座席に乗っていた密告者を撃ち殺してしまい、クルマも人も血塗れに。ジュールスの友人、ジミー(クエンティン・タランティーノ)の家のガレージにクルマを隠すとマーセルスに相談し、死体とクルマの処理をプロの始末屋(ハーヴェイ・カイテル)に依頼。二人はジミーから着替えのTシャツと短パンを貸してもらう。

エピローグ
(4)ヴィンセントとジュールス、帰路の途中、ファミレスで朝食。弾が当たらなかった奇跡に神の存在を感じたジュールス、足を洗うと言い出す。ヴィンセントがトイレに立つと、折りしもパンプキンとハニー・バニーが強盗をおっぱじめる。ジュールス、ブツに目を付けたパンプキンから隙を見て銃を奪い取り、これは人のものだから渡せないとこんこんと諭す。

とまあこんな感じなのですが、エピソードその1で、ヴィンセントとジュールスがTシャツと短パン姿で登場するのがキモ。エピソードその3の終わりになってようやく、ああそういうことかと気づき、そしてエピローグになって、余計なピースに思えたプロローグのパンプキンとハニー・バニーが、いきなりすっぽりとパズルに嵌るのです。

時系列を崩すことでドラマにアクセントを付けた映画は、「パルプ・フィクション」以前にもいくつか観た覚えがあります。たとえば「市民ケーン」(1941)や「サンセット大通り」(1950)、あるいは「イブの総て」(1950)とか。いずれも、起承転結の"結"を、観客の興味を引っ張るフックとして物語の冒頭に配した作品ですが、もう少し複雑なものもあります。たとえばスタンリー・キューブリックの犯罪ドラマ、「現金に体を張れ」(1956)。これは、時系列をごた混ぜにする手法が見事にサスペンスを高める効果を上げていて、「レザボア・ドッグス」の語り口など、これにそっくりだと感じたものです。しかし、起承転結の解体自体を面白さの主眼に据えたようなぶっ飛んだ作品は、「パルプ・フィクション」が、まったく初めての経験だったのですね。

タランティーノ以降、同様の効果を狙った映画をちらほらと目にするようになって、振り返ってみれば、「パルプ・フィクション」はまさに、映画における10年に1度レベルのイノベーションだったと思います。追随作品は、たとえば「メメント」(2000)や「21g」(2003)、「11:14」(2003)、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」(2005)、それに「バベル」(2006)だとか。特に「バベル」はオムニバス形式ということもあり、ドラマのスケールは違いますが、味わいどころが「パルプ・フィクション」にそっくりだなと思ったものです。この手のドラマ、混乱の匙加減が悪いと、快感よりもストレスを感じてしまうものですが、その点、「パルプ・フィクション」の編集の解りやすさは特筆モノです。眼前で展開するエピソードをただその順番のまま、あまり深く考えずに観ているだけでOKで、この混乱と解りやすさの絶妙なバランスこそ、タランティーノの並々ならぬセンスという感じがします(才能というよりも、単にタランティーノ自身の"オレが面白いと思う"とか"この程度でちょうどいい"という感覚が、映画ファンのそれに近いということなのかもしれません。セットとか小道具とかのディテールに横溢するマニアックぶりをみるかぎり、彼の映画を撮る姿勢は計算ずくというよりも、自身の嗜好全開の自然体のように思えるので。とはいえそれもまた、計算のうちなのかもしれませんが)。



「パルプ・フィクション」のふざけたエピソード

「パルプ・フィクション」のイラスト(サミュエル・L・ジャクソン)いもしない方向へと転がっていくプロット、弾けるように炸裂するギャグとショッキングな場面、すべてをひっくるめて冗談のような、そして観れば一目瞭然のこの映画の内容についてあれこれ言ってもあまり意味がない気がしますが、笑うべきなのかどうか迷ってしまった、しかし笑いを堪えることのできなかった挿話についてふたつほど。ひとつ目はボクサーのブッチが子供時代を回想するエピソード。ブッチの父の戦友(クリストファー・ウォーケン)が、ブッチ少年に金時計を手渡し、それが捕虜収容所で亡くなったブッチの父の形見であること、そしてブッチの父が収容所でその金時計をいかに必死になって守りきったかを淡々と語って聞かせます。もうひとつは、マフィアの手下のビンセントとジュールスが、車内で誤って人を撃ち殺してしまうエピソード。血塗れになったクルマと死体の始末を始末屋のウルフに依頼したビンセントとジュールスが、ウルフのあまりの手際のよさに、プロはすごい、などと感嘆してみせます。どちらも一見、観客をほろっとさせたり感心させるためのエピソードに見えて、でもやっぱり、どう考えてもギャグ。おまえら、尻の穴に5年も時計を隠し続けられると思ってんのか、とか、血塗れのクルマの清掃に手際なんか本当にあると思ってんのか?みたいな感じで、どうにもタランティーノが観客をからかっているように思えて仕方がありません。タランティーノのニヤニヤ笑いが目に浮かんでくる、実に"らしい"エピソードだと思うのです。


パルプ・フィクション(原題: Pulp Fiction
製作国 : 米国
公開: 1994年
監督: クエンティン・タランティーノ
製作総指揮: ダニー・デヴィート/マイケル・シャンバーグ/ステイシー・シェア
製作: ローレンス・ベンダー
脚本: クエンティン・タランティーノ/ロジャー・エイヴァリー
出演: ジョン・トラボルタ/ユマ・サーマン/サミュエル・L・ジャクソン/ハーヴェイ・カイテル/ブルース・ウィリス/クリストファー・ウォーケン/クエンティン・タランティーノ/ティム・ロス/アマンダ・プラマー/マリア・デ・メディロス/ヴィング・レイムス/エリック・ストルツ/ロザンナ・アークエット/スティーヴ・ブシェミ
音楽: カリン・ラクトマン
撮影: アンジェイ・セクラ
美術: デイヴィッド・ワスコ/ベッツィ・ヘイマン
編集: サリー・メンケ


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管理人: mardigras
「氷壁」(1958)を観ました。穂高のロケ撮影が素晴らしい!

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