原作名 | 著者 | 映画化作品 | ひとこと |
OUT | 桐野夏生 | OUT(2002) | 東京郊外の私の出身地が舞台。土地勘のおかげでリアリティ倍増。ありえなさそうな話に思えましたが、数年後、似たような事件が起こってびっくりしたものです。桐野夏生(と花村萬月)の小説は私にとってナマな痛みを感じさせるものが多く、よっぽどエネルギーのあるときじゃないと手が出ません。 |
姑獲鳥の夏 | 京極夏彦 | 姑獲鳥の夏(2005) | "京極堂シリーズ"の第一作。映画はコワくて観てません(原作のイメージが壊れるのがコワい、という意味)。私にとってのベストはシリーズ4作目、「鉄鼠の檻」。本格推理小説のならわし、このシリーズも回を追うごとに、だんだん面白さ(トリックの強烈さ)がパワーダウンしているように思えます。とはいえ次回作の待ち遠しさはかなりのものです。 |
唐獅子株式会社 | 小林信彦 | 唐獅子株式会社(1983) | 大爆笑のパロディ小説。続編もあります。中学生の頃に読んで、あまりの面白さに感心してしまい、似たような小説を真似して書こうとしたりしたものです(とうぜん書けるわけがない)。文章そのものに面白みが詰まった小説ですが、はたして映画に移し変えることができたんでしょうか...映画化に際してのドタバタは、小林信彦著「天才伝説 横山やすし」に詳しいです(横山やすしが主演)。 |
飢餓海峡 | 水上勉 | 飢餓海峡(1965) | 小説も映画もどっちも素晴らしい。高校生の頃に"推理小説"として読みましたが、今思えば人間ドラマといった方がふさわしい内容。映画は左幸子の明るくいじらしい娼婦が印象的でした。 |
クライマーズ・ハイ | 横山秀夫 | クライマーズ・ハイ(2008) | 日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落を題材にした小説ですが、登山小説でもあります。私にとって横山秀夫はいまもっとも信用できる作家の一人。新作が出るたびに読んでます。ベストは短編集の「第三の時効」。NHKのドラマと映画、どちらも観ましたが、ドラマの方がよかった気がします。 |
黒い家 | 貴志祐介 | 黒い家(1999) | 海外、国内に限らず、これまでに読んだもっともコワい小説。少しあとに、これとそっくりな事件が現実に起きて、震撼させられました。貴志祐介の小説も新刊が出るたびに必ず読んでます。 |
真田太平記 | 池波正太郎 | 真田太平記(1985-1986) *TVドラマ | 池波小説の集大成。単行本で全16巻。高校時代の夏休みに一気に読みました。あまりに面白くて、この後、"剣客商売シリーズ"、"鬼平犯科帳シリーズ"へとはまっていったのでした。NHKで1年間にわたって放映されたドラマもよかったです。 |
サラサーテの盤 | 内田百 | ツィゴイネルワイゼン(1980) | 文豪の書いたミステリーを集めたアンソロジーに収録されていたのを読んだのが初めてだったのですが、中でもだんぜん面白かったのがこの幻想的な短編小説。映画は原作のテイストを保ちながらも、型破りな語り口と映像で、観ようによってはまったく違う世界を創り出してしまった大傑作。ビバ、清順!(「ツィゴイネルワイゼン」の記事でより詳しく紹介しています) |
三四郎 | 夏目漱石 | 三四郎(1955) | 私にとって夏目漱石といえば「三四郎」か「坊ちゃん」。「三四郎」は高校から大学の時期にかなりはまってしまった青春小説。「坊ちゃん」は国内史上最高のユーモア小説だと思います。 |
地獄変 | 芥川龍之介 | 地獄変(1969) | 芥川龍之介も大好きな作家。中でもやっぱり王朝モノが面白い。でも調てみたら王朝モノで映画化されてるのは、この作品と「藪の中」くらいでした。「藪の中」の映画化作品、「羅生門」は好きな映画のひとつですが、小説としては「地獄変」の方が好みです。 |
刺青殺人事件 | 高木彬光 | 刺青殺人事件(1963) | いわゆる本格推理小説というと、まっさきに名前の浮かぶ作品のひとつ。これも高校生の頃に読んだものですが、トリックに驚嘆した記憶があります。この頃の、推理小説の名作を片っ端から紐解いていた時期というのは、まさに一生に一度の幸福でぜいたくな時間だったのだなぁとしみじみ思います。 |
終戦のローレライ | 福井晴敏 | ローレライ(2005) | 戦争モノというよりは御伽噺。ほとんどマンガ、というよりアニメチックです。読み始めたら面白くて止まりませんでした。これも映画化されている「亡国のイージス」も面白かったです。 |
重力ピエロ | 伊坂幸太郎 | 重力ピエロ(2009) | 映画は今年公開予定。伊坂幸太郎の小説の中でも1、2を争う面白さでした。この作家のテイストは正直なところあまり趣味じゃないのですが、新刊が出るとついつい読んででしまい、そしてそのたびに、上手いなぁ、と感心してしまいます。 |
仁義なき戦い -美能幸三の手記より (死闘篇) (決戦篇) | 飯干晃一 | 仁義なき戦い(1973) | 本より先に映画を観ています。関係者の手記をもとにした実録ルポ。映画と違って登場人物はみな実名。映画もシリーズ五作、続く「新仁義なき戦い」三作、すべて大好きです。特に第三作の「代理戦争」と続く第四作の「頂上作戦」が最高。小林旭にシビれました。 |
新宿鮫 | 大沢在昌 | 眠らない街 新宿鮫(1993) | "新宿鮫シリーズ"の記念すべき第一作。このシリーズはどれもこれも水準以上の面白さですが、私のベストは第二作目の「毒猿」。映画の真田広之は頭の中で思い描いていた鮫島のイメージとまったく違ってて、ちょっと観る気になれません。 |
砂の女 | 安部公房 | 砂の女(1964) | SFのような雰囲気さえ漂う不条理小説。小説も映画も大好き、何度も読んで、何度も観ています。映画は小説世界を完璧といっていいほど見事にビジュアル化していて驚きました(「砂の女」の記事でより詳しく紹介しています)。 |
ゼロの焦点 | 松本清張 | ゼロの焦点(1961) | 松本清張から何かひとつ、と思ったのですが、いろいろあって迷いました。「ゼロの焦点」は北陸の風景描写が好きで、唯一再読したもの。モノクロの映画も雰囲気があってよかったです。清張原作の映画では、「張り込み」とか「砂の器」の評価が高いですが、私のベストは岩下志麻と桃井かおりの演技合戦がすごかった「疑惑」。 |
大誘拐 | 天藤真 | 大誘拐 RAINBOW KIDS (1991) | 最高のユーモア小説であり、最高のゲーム小説。誘拐という犯罪を扱っているのに読後感が驚くほど爽やかです。映画は、昔観たとき面白かった記憶があるのですが、つい最近TVで再見して、途中でギブアップしてしまいました(劇中に流れるジャパニーズ・ラップ、それに主役たちの演技についていけなかった) |
劒岳 点の記 | 新田次郎 | 劒岳 点の記(2009) | 「八甲田山 死の彷徨」と迷いましたが(映画も面白い)...ストレートな山岳小説のこっちを挙げます。山岳小説の大家、新田次郎の小説はもうすべてが好ましいです。本作の映画は今年公開予定。昨年、立山縦走したときに、ある山小屋に撮影風景を写した写真がいくつか飾ってありました。ぜひ観てみたい映画です。 |
帝都物語 | 荒俣宏 | 帝都物語(1988) | 原作は全10冊。オチといえるようなオチがなく、ひたすらだらだらと惰性で読み続けた記憶がありますが、しかしなんだかんだで読んでる間はかなり楽しめました。映画で、魔人・加藤を演じた嶋田久作は、信じられないくらい原作のイメージどおりで、ターミネーターのシュワルツネッガーのようなはまりっぷりでした。 |
破獄 | 吉村昭 | 破獄(1985) *TVドラマ | 吉村昭の小説(この人の場合はたいてい実話に基づくお話)で最も好きな作品のひとつ。ドラマはNHK製作で緒形拳出演。看守の役を津川雅彦が演じていて、二人の丁々発止のやり取りが素晴らしい。先日、緒形拳が亡くなったときに、BSで再放送していました。緒形拳は、何を考えてるのかよくわからない犯罪者のわけのわからなさを表現するのがホントに上手な俳優さんでした。ほか吉村小説が原作の映画では、「魚影の群れ」が面白かったです。 |
ドグラ・マグラ | 夢野久作 | ドグラ・マグラ(1988) | 読むと一度は精神に変調をきたすといわれる日本の推理小説"三大奇書"の一冊。ほかの二冊はまともに筋を追える話なのですが、こればかりは確かにわけがわからなくて、読みながらストーリーを整理しようとするとこんがらがって頭が痛くなります。これまでに三度読んでますが、どうしても、よしわかった!と言い切れない気のする小説。映画は未見ですが、こんなもの、いったいどんな映画にしたのでしょうか。 |
逃がれの街 | 北方謙三 | 逃がれの街(1983) | 北方謙三でいちばん好きな小説。やたら感情移入してしまったロード・ノベルです。あまり話題にならなかった気がしますが、水谷豊主演の映画(工藤栄一監督)もかなりよかったです。財津一郎の悪役っぷりがが最高でした。 |
バトル・ロワイアル | 高見広春 | バトル・ロワイアル(2000) | ひたすらバイオレンスなゲーム小説。その過激な設定に賛否両論ありましたが、私は単なる物語として楽しく読みました。原作に出てくる高校教師、坂持金発先生は、金八先生のパロディ。映画ではビートたけしが演じていましたが(役名は違う)、武田鉄也がやってくれたら最高のパロディ映画になったことでしょう... |
氷壁 | 井上靖 | 氷壁(1958) | 昔から山岳小説が大好きなのですが、これはその中でも最も好きな作品のひとつ。映画は未見です。数年前にNHKでTVドラマをやってましたが、こちらも観たかったのに観逃してしまいました。リハビリが順調にいけば...ですが、今年は前穂か槍ヶ岳あたりに行きたいと思ってます(もちろん岸壁登攀じゃなくて一般ルートで)。 |
復讐するは我にあり | 佐木隆三 | 復讐するは我にあり (1979) | 原作読むよりも先に映画を観ました。実際の連続強盗殺人犯をモデルにしたノンフィクション・ノベル。映画を観ても原作を読んでも、榎津という人間の心はまったく理解できません。映画を観たのは中学生の頃で、小学生時代の「八墓村」に続く私のトラウマ映画第二弾。緒形拳のせいで、急に世の中がコワくなってしまいました(「復讐するは我にあり」の記事でより詳しく紹介しています)。 |
不夜城 | 馳星周 | 不夜城(1998) | (少しは「新宿鮫」のせいでもありますが、)おもに本作のせいで、一時、新宿という街がやたらきな臭く感じるようになってしまいました。力のある作家がそうしようと思えば、物語世界をいくらでも暗く残酷に描くことができることと思いますが、私が楽しめるボーダーはこの作品あたりまでです。 |
不連続殺人事件 | 坂口安吾 | 不連続殺人事件(1977) | 坂口安吾が探偵小説に挑戦した作品。同じトリックの小説がクリスティにありますが、そっちを知ってたにもかかわらず、気持ちよくころっとだまされました。ちなみに安吾は高木彬光の「刺青殺人事件」を失敗作だと切って捨ててます(途中で犯人がわかったから、というのがその理由ですが、なんとも無垢な読者という感じでよいですね)。 |
ぼっけえ、きょうてえ | 岩井志麻子 | インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~ (2005) | 確かたったの50ページくらい。しかし岡山弁の語りがホントにおそろしく、ホラーらしいホラーとして、かなり怖がらせてもらいました。実に映画向きの(映像でこそ本領を発揮しそうな)小説だと思うのですが、アメリカ資本で作られた映画は全編英語だそう。これ、岡山弁じゃないとだめなのでは?ストレートに映画化してこそ真価を発揮する作品だと思うので、再映画化に期待です。 |
ホワイトアウト | 真保裕一 | ホワイトアウト(2000) | 国内最高の冒険小説のひとつ。雪山、しかも黒部が舞台というだけで熱くなってしまうのですが、冷静に考えると、ちょっと日本離れした内容で、映像にしてしまうと嘘くささが滲み出てしまいそうな作品です(ダイ・ハード・チックなところがある)。というわけで映画観てみるかどうか、ずーっと悩んでます。 |
マークスの山 | 高村薫 | マークスの山(1995) | デビューから読み続けていた高村薫がずいぶん読みやすくなった、と驚いた小説。"合田刑事シリーズ"の第一作。南アルプスが出てくるのですが。私の場合、山が絡むだけで得点アップです。映画で主役の合田刑事を演じているのは中井貴一。私のイメージとかなり違うため、観ていません。 |
麻雀放浪記 青春編 | 阿佐田哲也 | 麻雀放浪記(1984) | おそらくこれまでにもっとも繰り返し読んだ小説。原作はこのあと「風雲篇」「激闘篇」「番外篇」と続き、さらに数十年後を描いた「新麻雀放浪記」という作品があります。どれもこれも青春&ピカレスク小説の大傑作で、はじめて読んだとき以来、いつでも読めるよう、つねに手元に置いてあります(アメリカではわざわざ日本書店で買いなおしたくらい)。和田誠監督の映画も最高で、キャストが奇跡的です。特に鹿賀丈史のドサ健はオール・タイム・ベスト・キャスティングといいたいくらい。ドサ健が主役の「ドサ健ばくち地獄」という本もあるのですが、鹿賀丈史が元気なうちになんとか映画化してくれないものか、と念じています。 |
三たびの海峡 | 帚木蓬生 | 三たびの海峡(1995) | 帚木蓬生の小説の中で、飛び抜けて面白かった一冊。戦時中、日本に強制連行された朝鮮人の男の話。三國連太郎が主役の映画はかなり楽しみにしていたのですが、残念がらもうひとつ。 |
宮本武蔵 | 吉川英治 | 宮本武蔵 (1961-1965)ほか | 全8冊。就職前の休みに一気読みしました。波乱万丈、こんなに面白い大河小説も滅多にありません。これまでで最高に幸せな読書体験のひとつです。 |
武蔵野夫人 | 大岡昇平 | 武蔵野夫人(1951) | 小説よりも、溝口健二監督の映画「武蔵野夫人」を先に観ました。武蔵野に生まれ育ったので、ひときわ思い入れのある小説です。映画はあまり評価が高くないようですが、私にとっては溝口映画のベストです。大岡昌平原作では、野村芳太郎監督で映画化された「事件」も面白かったです。 |
八つ墓村 | 横溝正史 | 八つ墓村 (1977)ほか | 推理小説というよりも冒険小説といいたい本作。そして推理モノというよりはほとんどホラーといいたい映画...渥美清が金田一耕助を演じた1978年版の「八墓村」は、私にとってのトラウマ映画ナンバー・ワン。小学生のときに観て、観なきゃよかったと心底後悔しました。まあ今観ると相当あざといコワさなのですが...それでも朝靄の中、満開の桜並木をバックに銃と刀を担いで走ってくる山崎努の異常なテンションは、ほかに類を見ない恐ろしさでした。近所に猟銃を持ってる人がいたのですが、あのおやじのアタマがもしおかしくなったら、と思うとコワくて仕方ありませんでした。本作以外の横溝小説では、月並みですが「悪魔の手毬唄」、「獄門島」あたりが私のベスト。映画だと「悪魔の手毬唄」、それにビートルズのLet It Beを上手に使った「悪霊島」もよかったです。 |
屋根裏の散歩者 | 江戸川乱歩 | 屋根裏の散歩者(1992) | 江戸川乱歩の短編小説はどれといって選びようのないくらい、好きな作品ばかりです。いろいろと映画化されているのですが、とりあえずこれ。新潮文庫から出ている名作中の名作を集めた短編集(ただし「押絵と旅する男」が未収録)は、何度読み返したかわかりません。 |
雪国 | 川端康成 | 雪国(1957)ほか | ゆえあって関越本線には何度も乗ったことがあり、小説の冒頭の、あの、あまりにも有名な一説に描写された、清水トンネルをくぐりぬけるときの雰囲気を何度も味わったものです。映画はつい最近観たのですが、日本人離れした容姿で芸者姿は似合わないんじゃないかと思っていた岸恵子の駒子が予想に反して素晴らしかったです。 |
竜馬がゆく | 司馬遼太郎 | 竜馬がゆく(1968) *TVドラマ | いちばん好きな小説、というよりも私にとっていちばん大切な小説、といった感じです。留学、就職、転職...人生の転機、と思えるタイミングでいつも読み返してきたような気がします。北大路欣也主演の大河ドラマ、現存するフィルムが1話分しかないそうで、今となっては観ることができません。う~ん、残念。 |
リング | 鈴木光司 | リング(1998)ほか | 10年以上前のこと、仕事で千葉に出かけた際に電車の中で読み始めたら止まらなくなって、あと少しで読み終わる、というときに目的地に着いてしまい、仕方ないので訪問先に電話してアポを30分先延ばしにしてもらい、終わるまでデニーズで読み続けました(バカ)。映画もよくできていたと思います。 |
『ツィゴイネルワイゼン』
『疑惑』
『復讐するは我にあり』
『不夜城』
『麻雀放浪記』
『八つ墓村』
7作品も、ひっかかって?しまいました。(笑)
奇しくも、そのうちの一作品は、
昨日、今日と、
風邪で布団にもぐり込みながら、DVDで観ていました。
「帰る道ねえぞー。戻る道ねえぞー。」という、
八重の声が、まだ頭の中でこだましてます。(笑)
体力の回復を待って、近日ブログ・アップ予定です。
確かに、『八つ墓村』は、トラウマ映画ですねー。
公開時にテレビCMでいきなり流れる度に、小学生だった私は、慌てて眼を背けたり、眼を瞑ったりしてました。
その後、テレビか何かで、最初に観たのはいつだったか忘れてしまいましたが、思ったほど怖くなかったことが、良かったのか悪かったのかは微妙でしたが、
実話を基にしているという点だけでなく、あのビジュアル的な秀逸さは、今でも、なかなかアレを凌ぐ迫力には出逢えていないかも。
『疑惑』、『復讐するは我にあり』は、
骨太なピカレスク・ロマンを感じるところがあって、
妙に痛快で、カタルシスあります。
『不夜城』は、これらとは違うものの、
あそこまで、救いがない話だと、かえってカタルシスあって、
しばらく、馳星周の小説にはまっていた時期がありました。
『ツィゴイネルワイゼン』、『麻雀放浪記』は、
それぞれ質の違うカッコ好さがありますよねー。
何度観てもシビレます。