ところがそれから数年後、たまたま聴いていたラジオから流れてきたのが、くだんの曲でした。うっかり曲名の紹介を聞きそびれてしまったものの、しかし歌が終わったあと、パーソナリティが曲名を繰り返してくれました。そして後日、レコード屋でめでたく手に入れたのが、「明日に向って撃て!」(1969)のサントラ・アルバム。そう、スカイラインのCMに使われていたのは、この映画の有名な挿入歌、B.J.トーマスが歌う、「雨にぬれても」(Raindrops Keep Fallin' on My Head)だったのですね。
DVDのメイキングにバート・バカラックのインタビューが収録されていて、あの雨というのは、なにをやっても上手くいかないブッチ=いつも雨に濡れっぱなし(rain drops keep falling on my head...)という意味がこもっている、というようなことを述べていました。でもお金の雨っていう解釈もけっこういいですね(笑)。
もう主題歌だけで、本と充分です。
初めて見たのは、もう35年ほど前、中学の頃。
多感な時に観て、あのラストに衝撃を憶えました。
しかし、あれから何度も観ていますが(去年も一度)観終わった後には、何故か「雨にぬれても」が頭の中で渦巻き、あのシーンだけが切り取られて残ります。
ロケ地に行かれたなんて羨ましい。(いつも言いますが飛行機嫌い!)
でも、この映画に雨は降らないですよね。
列車爆破シーンに象徴される、お金の雨、って事?なんでしょうか。
汚れた雨にぬれても、心は汚れない…的な?
それにしても、あのラストシーン、『ドラゴン怒りの鉄拳』を思い浮かべるのは私だけでしょうか…。
P.S
私の持っているDVDは古いので特典が有りません…。