アレンジ
北の国から 2009探鳥(と釣り)(前編)
ル
ールルルルルル、ルールルルルルル!(黒板蛍調)
7月の半ばから約三週間、北海道を旅してきました。前々回の記事にも書きましたが、目的はバード・ウォッチング(と釣り)。この季節、北海道でしか出会うことのできない野鳥(と魚)の姿を求めて、東へ北へ西へ南へ、道内をクルマでぐるぐる走り回ってきました。そもそも今回の旅行は探鳥がメインで、釣りはほんのついで、くらいのつもりだったのですが、日が経つほど、大自然の懐を縫うようにして流れる、それは見事な渓相の川、川、川にいてもたってもいられなくなり、徐々に、鳥が見たいという思いよりも、魚を釣りたいという思いの方が強くなっていった旅でした。
映画紹介を謳ったブログであるにもかかわらず、まったく異なる趣味全開の旅行記もナンですが、"映画のロケ地"をいくつか訪れた、というところを拠り所に、今回から前・中・後編の3回にわたって、この、北海道の旅行日記でお茶を濁させていただきたいと思います。
というわけで、題して
「北の国から 2009 探鳥(と釣り)」
。旅の道中には、もちろんキタキツネも登場。
ルールルルルルル!
フェリーに乗る前に...
北
海道を訪れるのはこれが6度目で、6年前の初夏以来です。クルマを使うのは3度目で、これまではいずれも青森から函館に渡ったのですが、今回はひとり旅。東京から青森まで、ひとりで運転すると思っただけでうんざりしてしまい、長距離フェリーを使うことにしました。確か、竹芝から釧路行きのフェリーがあったはず(そう、
「幸福の黄色いハンカチ」
(1977)で、武田鉄也が乗船したやつです)、と思って調べてみると、なんと、とっくの昔に航路が廃止になっていたことが判明。今回の旅は、特に目的地やルートをぴしっと決めていたわけではありませんが、なんとなく道東がメインになりそう、という予感があって、釧路に上陸できれば好都合と思っていただけに、これには心底がっくり。仕方がないので、茨城の大洗から苫小牧へ向かう船に乗ることにしました。
航行時間は、19時間。思えば、これほどの長距離を船で行くのは、中学生のときの奄美大島旅行以来(船中三日)。そのときのヒドい船酔いの酸っぱい思い出が蘇ってきて、かなり不安になりましたが、いざ乗り込んだサンフラワーは思いのほかデカく、船旅中、ほとんど揺れを感じることがありませんでした。
ところで大洗。東京からほど近いといっても、なんだかんで120km。ただ移動するだけではもったいない...ということで、行きがけの駄賃に、千葉の我孫子にほど近い、とある公園に寄り道していくことにしました。それより10日ほど前、ほかの場所に鳥を見に出かけた帰り道、たまたま立ち寄ったこの公園で、初めて
サンコウチョウ
という鳥を見て、せっかくだからもう一丁!と思い立ったのであります(以降、鳥の名前から
日本野鳥の会の野鳥図鑑
にリンクしています。どんな鳥か、お暇だったらぜひ確認してみてください)。
公園の中の探鳥ポイントを訪れると、既に数人のバーダー(バードウォッチャー)が、望遠レンズのついたカメラを構えていました。薄暗い林の中から、ときどき、"ホイホイホイホイ"と独特の鳴き声が聴こえてくるものの、その声は遠く、姿は見えませんでした。ときどき現れる、ほかの小鳥を眺めながら、先行者たちと雑談しているうち、小一時間が過ぎ、そろそろフェリーの出航時間が気になり始めた頃、ようやくサンコウチョウが樹林の合間に姿を現してくれました。撮影するには遠過ぎでも、双眼鏡で観察するだけの私にとっては十分近い距離。鳥は2羽いて、どちらも♀でした。樹々の枝から枝へとせわしなく飛び回る、その、神秘的な青いアイリングの貌をじっくり目に焼きつけて、さあ北海道だ!と、上々の滑り出しで旅が始まりました。
しかし、いきなり停滞
フ
ェリーが苫小牧に入港したのは、翌日の昼下がり。実は船旅中も、洋上でしか観察できない鳥の姿を求め、朝いちから甲板に陣取るつもりだったのですが――そこはなんちゃってバードウォッチャー、すっかり寝坊してしまい、はっと目が覚めたときは、北海道の大地はもう目の前。
久しぶりの苫小牧は、ざあざあ降りの大雨で(後から振り返れば、この日は全道的に大荒れで、大雪山系のトムラウシで大規模な遭難が発生したのも、この日でした)、さあどこへ行くか、とフェリーを下船しても、右に曲がるか左に曲がるかすら決められず、いきなり停滞。曇りや小雨程度の空模様は、むしろ望むところでしたが、正直、土砂降りでは身動きしようがない。港湾道路の路肩に停車して、さてどうするか、と悩んでしまいました。冷静に考えれば、こんな日は、早々にホテルへチェックインして、ゆっくりするのが正解に決まっているのですが、なんせ上陸初日、頭でわかっていても諦めがつかず、ときどき小降りになる空模様に一縷の希望を抱いて、鳥見を強行することにしました。
探鳥地については、事前に、ここは!という場所のあてをいくつかつけていました。苫小牧では、北大演習林とラムサール条約(湿地を保存するための国際条約)登録湿地であるウトナイ湖が、その候補地。そんなわけで、まずは市街からほど近い、
北大演習林
を選んでクルマを走らせたのですが――目的地に到着した頃には、雨は弱くなるどころか、ますます強くなる一方。駐車場に停めたクルマの中で、フロントガラスを叩く大粒の雨を眺めながら、逡巡すること数分。迷わず行けよ、行けばわかるさ!(猪木調)と心を奮い立たせ、ゴアテックスの帽子を被り、レインウェアの上下をまとい、長靴を履き、と、いきなりのフル装備で雨の中に飛び出しました。
昼下がりだというのに、夕暮れ時のように真っ暗な森の中。こんな荒天の日に人影のあるはずもなく、奥へと入っていくにつれ、クマ出没注意の看板に、心細い思いは募るばかり。鳥たちも、どこかの木陰で羽を休めているに違いなく、鳴き声一つ聴こえません。腰につけた熊よけの鈴のちりんちりんという寂しい音を耳にしながら、雨の中、泥道を歩き続けること1時間。この時期の北海道のイメージとは程遠い、蒸し蒸しとした湿気に全身汗みずくになった頃、ようやく木陰に1羽の
シジュウカラ
(家の窓からもよくみかける鳥)を見かけ、
よし、もう十分だ!
と心が折れ、クルマに退散しました。
その後、そのままホテルに直行すればよいものを、一応行っとくか!と
ウトナイ湖
にもクルマを走らせ、風雨の中、懲りずに水浸しの散策路をじゃぶじゃぶと歩き回ってみたものの、案の定、鳥影などどこにも見当たらず。衰えをみせない雨足の中、惨めな気持ちで市街地へと戻り、疲れきってホテルにチェックインすると、近場の居酒屋で早めの夕食を済ませ、早々にベッドに入りました。う~ん、予想外のバッドスタート...
九州にしかいないはずの鳥が北海道に...
翌
朝。前日までの大雨はすっかりあがり、ホテルの窓からのぞく東の空には、日の光が差し始めていました。雲は残っているものの、上々といっていい空模様です。この先訪れる予定の場所の最新情報をネットでチェックし(本当は前夜にやるつもりだった)、朝食を済ませ、7時過ぎには再び、ウトナイ湖の湖岸に立っていました。
探鳥には少し時間が遅くなってしまったのですが、これには理由があって、それはウトナイ湖へと向かう途中、トラックやダンプカーがびゅんびゅんと行きかう産業道路沿いの造成地の電線に、見慣れない2羽の鳥を見つけたせいです。頭も背中も尾も黒く、一瞬カラスかと思ったのですが、腹が真っ白だったような...咄嗟に、もしかして
カササギ
?という思いが頭をかすめましたが、カササギは九州の一部地域にしかいない鳥のはず(10年前発行の野鳥図鑑の知識)...これはちゃんと確認すべきだ!とクルマをUターンさせたところ、目撃地点まで戻ることもなく、幹線道路から少し入った側道に、同じ鳥が数羽いるのを見つけました。
クルマを停め、観察しながら慌てて図鑑を確認すると、それはどこからどう見ても、やっぱりカササギ。カササギという鳥は、17世紀の豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、人為的に日本に持ち込まれたという説のある、日本では九州北西部のみで繁殖しているはずの鳥です。それが、なんでこんなところに?しかも何羽も?と、北海道でしか見られない鳥を見にきたはずが、いきなり九州の鳥と出会ってしまった不思議に、なんともキツネにつままれた気分になりました。そうして、どうにも立ち去りがたく、ずいぶんと長い間観察していたせいで、肝心のウトナイ湖に到着するのが遅くなってしまった、という次第。
さて、ウトナイ湖は水鳥で有名な探鳥地なのですが、この季節、私が楽しみにしていたのは、湖畔の湿原や林にいるはずの夏鳥たち。長靴を履き、湖畔へと続く林の中の小経(というよりも水溜り)をじゃぶじゃぶ歩き始めると、さっそく
ウグイス
の囀りが林の奥から聴こえてきて、またどこか遠くから、微かに
カッコウ
の爽やかな鳴き声も聴こえてきました。いいぞ、いいぞ!と心を浮き立たせながら進んでいくと、足元を突然
エゾシマリス
が横切ったかと思うと、今度は餌を求めて樹から樹へわたるカラ類の混成群が頭上にやってきて、突然あたりが賑やかになりました。そして、その群棲の中に見つけたのが、日本では北海道にしかいない、
ハシブトガラ
。この小鳥、全国に分布する
コガラ
とそっくりで、はっきりいって、私にはまったく見分けられないのですが、この時期、北海道の平地で見かけるのはほとんどがハシブトガラだそうなので、ハシブトガラでしょう、おそらく!続いて姿を見せてくれたのは、
センダイムシクイ
たち。カラ類と一緒にせわしなく枝から枝へと飛び移りながら、かしましく囀り、やがて現れたときと同じように、いつの間にか、林の奥へと消えていきました。そして林を抜けた湖畔の草原では、鮮やかな夏羽の
オオジュリン
が声高らかに歌い、朝日に輝く湖上を眺めれば、そこには
オオハクチョウ
の優雅な姿。
とまあ、こんな感じでしばらく観察を続けたのち、この日は帯広まで足を延ばす予定ということもあって、早々に湖を後にしたのですが――帰りがけに立ち寄った野生鳥獣保護センターで、朝いちばんに造成地で目撃した謎の鳥の正体がわかりました。鳥はやっぱりカササギで、1992年に室蘭で初めて観察されたのち、10年ほど前に苫小牧でも営巣が確認され、以降、ウトナイ湖周辺(勇払原野)で、その数を増やしているのだそうです。センターには、市内の目撃情報が掲示されていて、私が見た造成地周辺からも数多くの情報が寄せられていました。説明によれば、カササギがどのように北海道に渡ってきたのかについて明らかなことはわかっておらず、大陸から渡ってきたとか、苫小牧に入港する貨物船によって持ち込まれたとかの諸説があるようです。いずれにしても、なぜこの地域だけに分布が広がりつつあるのか、そもそもなぜ九州の一部にしか分布していないのか、とても興味深い鳥です。
海辺の牧草地で北の夏を謳歌する小鳥たち(と私)
さ
て、進路を東南方面に向けて走ること約30分。次いでやってきたのは、日高の山並みに沿って流れる
鵡川
(むかわ)の河口。この地での目的もバードウォッチングです。近くにあった道の駅で早めの昼食を済ませ、河口周辺に広がる海辺の牧場を訪れると、早くもあちこちから夏鳥たちの賑やかな歌声が聴こえ始め、海に向かって歩を進めるほどに、その声はますます喧しいものとなっていきました。初夏らしい日差しのもと、牧草地を渡る海風が心地よく、こうなると牧舎から漂ってくる香ばしい匂いさえもが好ましく感じられてしまうから不思議。風に揺れる葦の上では
ノビタキ
やオオジュリンが嘴を目一杯開いて囀り、草むらからは時折
コヨシキリ
や
シマセンニュウ
が顔をのぞかせ、砂利道では
ヒバリ
や
カワラヒワ
が一心不乱に採餌し、遥か上空では
トビ
が暢気そうに旋回し、そしてそのさらに上空にはたくさんの
ショウドウツバメ
がすごいスピードで飛び回っていました。
そしてハイライトは、どこからともなく現れた水辺のハンター、
ミサゴ
。その姿を双眼鏡で追っていると、しばし停空飛翔ののち、川の水面に向かって一気に急降下、ザッパーンと水飛沫を上げたかと思うと、がっしりした両足に銀色に煌く魚を掴んで舞い上がり、またいずこへと飛び去っていきました。ミサゴの狩りを見たのはこれが初めてで、いいぞ、いいぞ、こんなのが見たかった!と、圧倒的に広い青空の下、風にそよぐ草原に独りたたずみ、牧場パフューム(牛糞)の匂いを胸いっぱいに吸い込みながら、なんだかようやく、ああ北海道に来たな~という実感がしみじみと湧いてきました。
と、こんな感じで草原の夏鳥を堪能しながら、3時間以上を鵡川で過ごしたのち、ようやく帯広を目指してクルマをスタートさせました。走りやすさといい、景色の巣晴らしさといい、晴れた日の北海道のドライブは最高で、ホント、もうこれだけでも十分幸せ。
沙流川に沿って北上し、日高を経由して日勝峠から帯広方面へ――という経路は、20年ほど昔、はじめてクルマで北海道を訪れた折に通った道で、そのときは友人四人での旅行だったのですが、これまた目的地を決めないいい加減な旅行で、誰かの思いつきで新冠の牧場にハイセイコーを見に行ったあと(時間が遅すぎて見ることができなかった。このあたりが行き当たりばったりのよくないところ)、やはり帯広を目指して通った道でした。このときの旅行で忘れられない思い出のひとつが、
日勝峠
から眺めた十勝平野と十勝岳の展望風景。夕暮れに蒼く染まる、雄大すぎるパノラマが忘れられず、今回もそれはもう楽しみにしており、峠を越えてすぐ目に飛び込んでくる、これぞ北海道!という記憶と期待に違わぬ景色には、20年前と変わらない、感動のため息が漏れました。
とまあ、そんなこんなでようやく帯広郊外に辿り着いた頃には、もう日が傾いていました。市街に入る前に、隣町にある神社へと立ち寄り、この日、最後の探鳥。期待していたキツツキの仲間は現れず(見つけられず)、代わりに
アカハラ
を見て、この日は終了。駅前のホテルにチェックインし(ダブルブッキングでもあったか、案内されたのはセミスウィート。ラッキー!)、夜は近くの老舗食堂で、帯広名物の
豚丼
。20年前に帯広を訪れたときは、豚丼が喧伝されていた覚えがないのですが、11年ほど前に再訪したときには、確実に名物扱いされていたという記憶があります。その時は、老舗といわれるお店に立ち寄ったのですが、定休だったせいで食べ損ない、以来、いつか帯広で豚丼を!と思っていたこともあり、ようやく念願叶ったその味に、感激もひとしお。甘辛い味にあうのかあわないのかよくわからない生ビールのジョッキをあおりながら、よしよし順調だ!とひとり悦に浸りつつ、こうして北海道2日目の夜は更けていったのでした(まだ2日目)。
道東へ
バ
ード・ウォッチングと釣り、どちらの遊びにも共通する、充実した時間を過ごすためのキモに、"早朝"という時間帯があります。いちがいに決めつけられないところもありますが、原則として、どちらも朝マズメと呼ばれる、夜明けから日が昇るまでの短い時間帯が、まずはひと勝負。このゴールデンタイムに、いかに"正しい場所"に立っているかが重要で、その意味では早起きは当たり前として、なるべく現場の近くで夜を過ごすのがベストです。そんなわけで、この旅行では現地宿泊(もしくは現地車中泊)を徹底しよう!と決意していたのですが――苫小牧、帯広と、いきなり市街地のシティホテルで安逸を貪ってしまったのは、ひとえに私の根性のなさのせい。こうしてこの日も行動開始が遅れてしまい、最初の探鳥予定地、帯広郊外にあるカシワ林に到着したのは7時過ぎでした。
この林で期待していたのは、前日の神社と同様、いちもにもなくキツツキ。北海道にしか分布していないキツツキが3種類いて、今度の旅行では、できればそれのすべてを見てみたい!と思っていたのです。林縁の未舗装道路にクルマを止めて外に出ると、さっそく頭上から"コンコンコンコン"という控えめなドラミング(キツツキが樹を叩く音)の音がして、おおっと思いつつ見上げた樹上の葉陰に見え隠れしていたのは、
エゾアカゲラ
(アカゲラの亜種)のオス。本州でも普通に見られるキツツキですが、出会ったのは久しぶり。樹皮を突いて採餌しながら、樹の幹や枝を螺旋状に登っていき、てっぺん近くまで到達すると、ほかの樹に飛び移ってまた同じことを繰り返すという、キツツキ特有の動作を眺めながら、こんなにじっくり観察できたのは初めてだ、と嬉しくなりました。
しばらく飽きずに眺めていましたが、やがて林の奥から、高音のよく通る複雑な鳴き声が。私の大好きな鳥、
キビタキ
の囀りです。林に分け入ると、黒と鮮やかな黄色の愛らしい姿がすぐに見つかり、藪蚊の攻撃に耐えながらしばらく観察していると(この旅行中、なぜか虫除けの効果がほとんどなかった)、突然、頭上から鋭い鳴き声が降ってきて、ばっさばっさという羽音とともに、
ノスリ
が登場。枝葉の密な林の中を器用に飛び回っていて、どこかで営巣中なのに違いありません。雛が見たい!と思って少し探してみましたが、残念ながら巣を確認することはできませんでした。
結局この林では、期待していた北海道固有のキツツキの登場はなし。しかし上記の鳥以外にも
シロハラゴジュウカラ
(ゴジュウカラの亜種)や
アオジ
、アカハラといった林縁性の鳥たちを存分に観察することができ、帯広のような都会のすぐ近くに、こんなにも鳥影の多い林があることに改めて感激ししました。
この日も天気がよく、絶好のドライブ日和となりました。とりあえず釧路方面へ、おおざっぱに東南の方角を目指してクルマを走らせます。幹線道路を外れ、腕時計の方位磁針計をときどき確認しながら、写真のような牧歌的な風景を眺めつつ、田舎道(農業用道路ですね)をのんびりドライブしていたのですが、そんないい加減なことをしていたら案の定、道に迷ってしまい、なんだか見たことある風景だな~と思ったら、同じコースを半径10kmくらいの規模で、たっぷり1時間もかけてぐるりと回ってしまっていたらしいことに気がつきました(あとで調べたら
幕別町
のあたり)。
とまあ、そんな感じで無駄にガソリンと時間を消費しつつも、じりじりと道東に向かって進んでいきましたが、道々の電線には、まるで都会のそれにとまるスズメのごとく、ノビタキやら
モズ
やら
アカモズ
やらが羽を休めていて、まったく退屈することがありません。しかも北海道では、後続車のないことが多く、そんなときは遠慮なくクルマを路肩に急停止させて観察することができます。そんなわけで、次の目的地、釧路市街手前にある音別川の河口に到着したのは、既に3時過ぎでした。
音別川
での目的は、いよいよ釣り。前日立ち寄った帯広の釣具屋で、釧路方面でどこか適当な釣り場はないかと尋ねたところ、ここを薦められたのでした。というわけで、いそいそとタックルをセットアップして釣りを始めたのですが...ここがいい!と言われた河口のプール(潮溜まり)は泥にごりで、しかも強い日差しが燦燦と降り注ぐ日中ということもあって、さっぱり釣れる気がしない。ルアーをキャストしながら、そもそも自分がやりたかったのはこんな河口の釣りじゃなくて、爽やかな渓流の釣りじゃねーか!と我に返り、早々にその場を後にしました(ギブアップともいう)。
その後、釧路市街にも立ち寄りたかったし、またいくつか竿を出してみたい有名な川もあったのですが――そのとき私の頭の中にあったのは、翌日の天気のこと。雨という予報が出ており、もし本当に雨降りなってしまうと、翌日に予定していた今回の旅行の大きな目的のひとつに支障が出る可能性があったのです。その目的とは、霧多布で
エトピリカ
を見ること。"知床慕情"の歌詞に出てくる、"ピリカ"のことです。海上生活を営む水鳥で、霧多布のアゼチの岬の沖合いだけが、国内で唯一、陸上から観察することができる繁殖地なのですが、ただでさえ観察距離が長く(500m)、この季節に多い霧が出たら、まず観察は不可能。要するに、雨が降ったらオシマイなのです。そんなわけで、照りつける日差しを見て、今日のうちに観察する手もあると思いつき、釧路をすっ飛ばして、一気に霧多布を目指すことにしたのでした。
観察するには遠すぎる
霧
のきの字もない、クリアに晴れ渡った夕日の照り映える
アゼチの岬
に到着したのは、5時半くらい。なんとか間に合った!と、沖合い500mにある、目印となる小島(その昔、ムツゴロウさんが住んでいたことがあるらしい。えっ、こんなところにどうやって!?というような小島です)の周囲に、とりあえず双眼鏡の焦点を合わせてみましたが――むむむ、遠い、遠すぎる。私の双眼鏡の倍率は8倍なので、数字上、500m先のものは約60m先にあるように見えるはずですが、いるとすれば波間に浮かんでいるであろう体長40cmの鳥を見分けるには、絶望的に遠すぎる...
小島では、
オオセグロカモメ
が一大コロニーを形成しており、ギャーギャーと喧しい。こちらはこちらで壮観なのですが、今はとにかくエトピリカを、と海上を涙が滲むくらいに目を見開いて探し続けるものの、それらしき姿はさっぱり見当たりません。ときおり波間に漂う黒い鳥を見つけましたが、そのシルエットはかなり大きく、どうやら
ウミウ
のよう。そうこうするうち、岩礁の近くに浮かぶ黒い物体に、エトピリカ特有のオレンジの嘴が見え、思わず色めきたってしまったのですが、目が慣れるにしたがって、どうやらそれは、エトピリカのデコイ(繁殖促進のための模型)であるらしいことに気がつきました。こうしてしばらくデコイを中心に眺め続けていましたが、日暮れまであと30分となったところで見切りをつけ、今度はそこから3kmほど離れた
霧多布岬(湯沸岬)
へと足を向けました。営巣はないものの、こちらの岬にもエトピリカがやってくることがあるという情報を得ていたからです。
岬の先端からのぞく岩場は、アゼチの岬と同様、オオセグロカモメとカワウのコロニーとなっていて、上空には
アマツバメ
が乱舞していました。双眼鏡でのぞくと、こちらの海上にもデコイがいくつも浮かんでいました。見えなくなるまで粘ると決め、目をしょぼしょぼさせながら、順光で思いのほか見やすい海上の波間をグリッド調査のようにして探し続けていると、沖合い2、300mのところに、それらしき水鳥が浮かんでいるのを発見しました。しかし、目を凝らしてよーく見続けると、嘴の色はオレンジではなく黄色っぽく、しかも、エトピリカなら白いはずの顔も真っ黒に見える。どうやらエトピリカではなく、
ウトウ
。ウトウも初めて見る鳥なので、これはこれでとても嬉しかったのですが――しかしそれにしても、双眼鏡を握り締めながら心に浮かぶのは、ああ、もうちょっと大きく見えたらな~という思い。なにしろ豆粒のようなのです。そうこうするうち、ウトウは海上から飛び立つと、やがてアゼチの岬の方向へと飛び去っていってしまいました。
こうしてこの日は予定終了。霧多布の町に戻り、開いている食堂をみつけ、これまでの道程のあちこちでその名を目にした、しかしこの旅行まではまったく聞いたことのなかった、
ホッキカレー
なる一品を注文。旨かったような気もするのですが、いま思い出そうとしても、いったいどんな味だったか、不思議と記憶に残っていません。その後、町営の温泉施設で汗を流し、岬に程近い民宿に投宿。宿のご主人は、環境省の委託を受けた鳥獣保護区管理員として、エトピリカを含めた野鳥を定期的に観察しており、霧多布岬で見た鳥の話をすると、やっぱりそれはウトウでしょうとのこと。霧の発生がない限り、毎朝アゼチの岬にエトピリカを確認しに行かれているそうで、今年は営巣確認はできていないものの、若鳥らしき個体が日によっては数羽、毎日姿を現しているそう。明朝、霧さえ出なければ、双眼鏡よりもはるかに高倍率のスコープ(望遠鏡)を覗かせてくれるとのことで、う~ん、これは急に楽しみになってきた!と、俄然やる気が湧いてきましたが、いずれにしても、この時期の岬が霧に包まれるかどうかは天候に拠らず五分五分で、長年住んでいても、その予測はまったく立たないのだそうです。
...というわけで、翌朝、果たしてエトピリカを見ることはできるのか?という、野鳥観察好きの人以外にはまったくフックになりそうもないタイミングで、映画ロケ地に立ち寄ったお話などこれっぽっちも出てくることないままに、前編終了。ニーズのあるなしに関係なく、とにかく次回へ続きます。
ルールルルルルル!
@
2009-08-13
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[
C
286
] ルーるるるるルー
この歌OhrWurmですよ~、最初のイントロが流れると北海道の大自然ががインプットされてま~す・・・笑
私のブログ友のひげさん「カワガラス釧路川日記」のところでみた同じ風景(霧多布岬)の写真をこちらでもみたのには吃驚仰天です。
あの広大な北海道でぇ~、そして広大なブログ界でェ~・・・笑
カラスと鳩とスズメと鴎ぐらいしか鳥のことはわかりまへんが、多分これから北海道の美味しいもんがわんさかとでてくるんでしたんよねぇ・・・、楽しみだなぁ~
2009-08-13 22:54
ヘルブラウ
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[
C
288
] >ヘルブラウさん
OhrWurmの意味、調べちゃいました(笑)。なるほど、そんな意味だったのですね...
ところで「カワガラス釧路川日記」さん、これまた奇遇ですが、つい先日拝見したばっかりなのですよ。ヘルブラウさんのお友だちだったのですね。霧多布岬の写真、さきほど訪問して見てみたら、確かに写っているのは同じ岩礁(笑)。ただし同じ場所とは思えないくらい、ひげさんの写真はアーティスティックで素晴らしい(笑)!
美味しいものがわんさか!かどうかはわかりませんが、、、何食べたかも、ちまちまと書いていきま~す。
2009-08-14 02:02
mardigras
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[
C
289
] ルーるるるるルー
で、どうしても、「徹子の部屋」のテーマ曲しか、頭の中でプレイされず、困っております(笑)
別に、歌じゃないのに・・・。
>映画紹介のブログでまったく範疇の違う趣味全開の旅行記もナンなのですが
まぁまぁ、そんな予防線はお張りにならず、
思う存分、土産噺、ご披露して下さいまし。
三週間の行き当たりバッタリの旅、羨ましい。
せめてお話だけでも聴いて、あやかりたいです。
・・・呑み喰い話も期待大です。
しかし、あらためて気づきましたが、
私、やはり、鳥とか(蝶とか)飛ぶものはあんまり好きじゃないみたいです。
でも、鳥は、あの声が好きです(カラス除く)。
そして、自分が興味のないバードウォッチングの話が、退屈かといえば、そんなこともない。ということも、私にとってはささやかな発見かも。
インドア派特有の、アウトドア派への軽い嫉妬を抱きつつ、
続きを楽しみにしておりますね♪
2009-08-14 05:03
シネマで現実逃避
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[
C
290
] >シネマで現実逃避さん
実ははじめ、(黒板蛍調)ではなく(「徹子の部屋」ではありません)と書いていたのですが、直したのでした(笑)。わはは。
>思う存分、土産噺、ご披露して下さいまし。
ありがとうございます。いや~、そう言っていただくと、、、ますますだらだらと鳥の名前を書き連ねてしまいそうなのですが(笑)...鳥の鳴き声は、ホントいいですね~。声だけでなく、小さな体で嘴を目いっぱい開いて一心不乱に囀ってる様子はまったく見飽きません(わからないですよね?笑)
飛ぶものだけでなく、これから泳ぐものも出てきますが(笑)、どうぞいましばらくお付き合いのほど~。
2009-08-14 20:15
mardigras
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[
C
291
] 管理人のみ閲覧できます
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2009-08-14 23:53
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[
C
292
] 管理人のみ閲覧できます
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2009-08-16 12:13
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[
C
294
] 管理人のみ閲覧できます
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2009-08-17 20:17
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[
C
649
] 管理人のみ閲覧できます
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2010-10-07 17:00
編集
[
C
847
] 北の国から 旅日記
mardigras さん、こんばんは~
たいへんな暮らしをされているのですね。そこに追い打ちをかけるような投稿をするのが、申し訳ない気持ちなのですが、矢も盾もたまらず、マウスを握りました。
五郎さんのイラストがあまりに素晴らしく、吉岡くんに見せたら、大うけするだろうな・・・なんて妄想しつつ、つい純君とホタちゃんのイラストのところから読んでしまいました。
旅の後半から読んでしまったようです。今日は、前半を読みました。鳥の名前をクリックしたら図鑑が出てくれて、助かりました。名前と姿が一致するだけでもありがたいです。そのこともお伝えしたかったのですが、
驚いたことに、mardigras さんが北海道を3週間かけて周遊されていた同時期に私も北海道にいたんです。2009年7月~8月にかけて。敦賀発苫小牧着フェリー乗り場から日高登山、下山後は富良野、北の国から資料館、麓郷、北上し、狩勝峠、音威子府、浜頓別、クッチャロ湖、紋別、サロマ湖、網走、石北峠、布部から芦別岳登山、帰りは全力疾走で苫小牧フェリー乗り場~敦賀です。mardigras さんとどこかですれ違ったかもしれない、こういう偶然もあるんだなって考えたら、なんか楽しくって。日高は、羆が多いので、とても緊張しました。鈴を二つつけて、羆除け笛、熊よけスプレーも準備しましたが、怖かったです。地元の魚釣りのおじさんは、『北の国から』のりょうこ先生が鳴らしていたベルを持って歩いていました。あれなら、熊は近寄らないでしょうね。でも、小鳥も逃げちゃいますよね。
もうひとつ、お伝えしたいのは、御存じかもしれませんが、文藝春秋という雑誌が吉村昭の特集を組んでいます。沢木耕太郎との対談、『破獄』のシナリオが載っていたので買いました。映画化の話しもあったんですね。長部日出雄脚色の幻のシナリオが掲載されています。いつか、mardigras さんが手に取ることができたら、いいかなあと思いました。長くなってすいません。
どうぞ、ご自愛ください。
2011-08-25 22:36
おりんこ
URL
編集
[
C
849
] >おりんこさん
せっかくコメントいただいていたのにご返事が、、、ホ~ントに遅れてしまいました、ごめんなさい!!
働き始めてから毎日帰宅が1時、2時でして。。。土日もどっちか仕事してたりして、自分のPCを開く間もありません。いや~、覚悟してましたが、でもこの歳になるとやっぱりキツイですね~(笑)。新しい仕事と職場に慣れてるにつれて、もう少しマシにはなると思うのですが、でもしばらくブログの更新は難しそうです。。。(泣)
イラスト褒めていただきありがとうございます!この五郎さんは、実はかなり雑&手抜きだったのですが(汗)、でも結果オーライでかなり雰囲気が出たな~と自分でも気に入っております。まあ似顔絵の描きやすい人ではあります!
>mardigras さんが北海道を3週間かけて周遊されていた同時期に私も北海道にいたんです...
えええ~、おりんこさんが富良野から苫小牧にクルマを飛ばしたっていうのは同じ頃だったんですね!これは驚きです。記事内にも書きましたけど、旅行中、あちこちで何度もすれ違っている人がいたりして、いや実際、おりんこさんとは知らず知らずのうちにどこかですれ違っていたかもしれませんね。。。なんだか、人の縁の不思議さを改めて感じてしまいます。。。
そうですか~、日高縦走されたのですか。。。すごいです。日高って憧れの山ですけど、怖さも格別なものがあります。バード・ウォッチングのポイントとしても実は最高の場所なので、せめて入山口周辺までは行ってみようかとちらりと思ったりもしていたのですが、単独だったこともあり、結局やめてしまいました。でも、いつかは訪れてみたい場所のひとつですね~。サロマ湖も釣りで有名なので、道北から旭川に向かう途中に寄ってもいいなと思ったのですが、知らないうちに通り過ぎてしまいました。。。う~ん、こんなことを書いていると、また矢も立てもたまらなく北海道に行きたくなってしまいます!
文藝春秋の吉村昭特集、、、知りませんでした。教えてくださってありがとうございます。沢木耕太郎との対談、『破獄』のシナリオ、、、これは垂涎、永久保存版ですね。さっそくアマゾンで注文します!
2011-09-03 22:28
Mardigras
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私のブログ友のひげさん「カワガラス釧路川日記」のところでみた同じ風景(霧多布岬)の写真をこちらでもみたのには吃驚仰天です。
あの広大な北海道でぇ~、そして広大なブログ界でェ~・・・笑
カラスと鳩とスズメと鴎ぐらいしか鳥のことはわかりまへんが、多分これから北海道の美味しいもんがわんさかとでてくるんでしたんよねぇ・・・、楽しみだなぁ~