いくつもの物語が同時進行するメリハリとテンポ、またときにそれぞれの物語(の主人公たち)が交差するタイミングと深さが心地よく、すべてのイベントが収斂するクリスマス・イブ、子供たちがマライアの "All I Want for Christmas Is You"を歌うシーンをはじめ(この曲に限らず、この映画の選曲いいですね~)、あちこちでいろいろな愛がぱっぱと花開く"Love actually is all around"なクライマックスには、けっこうぐっときてしまいました(ヒュー・グラントのエピソードは除く)。ちなみに私のいちばんのツボは、"ミュージシャンはどんなヘンな奴でもモテる"(by ダニエル)こと、ビル・ナイ演じるオールド・タイマーのロック・スター。なんせ内田裕也みたいで最高に笑えるのです。このロック・スターをめぐるエピソード、幕間の寸劇のようなものかと思いきや、ところがどっこい、これもひとつのLove、みたいな展開に意表を突かれ、思わずほろっとさせられてしまったのでした。
イラスト、すごい気合入ってますね。ビル・ナイと目が合って、ドキッとしてしまいました。パパさんの優しい表情も素敵♪
この作品の曲はどれも良かったぁ~。小さい女の子がパワフルに”All I Want for Christmas Is You”を歌いだしたときにはびっくりしてしまいました。ダニエル君のドラムも可愛かった!
>ヒュー・グラントのエピソードは除く
ふふっ、確かにあれは雑というか、安っぽいというか。メインエピソードがコレという風に紹介しているところが多く、彼の印象が残っていなかった私は「そうなの!?」と驚いてしまいました。カレンが実は・・・というのも、とって付けたような感じがしますし。
でも、終盤のたくさんの愛を見ているうちに、そんなこと忘れてしまって(笑)
”そこら中に愛が溢れている”という言葉にぴったりのラストでしたね。