番外編: 「ツィゴイネルワイゼン」を訪ねて

「ツィゴイネルワイゼン」のイラスト(大谷直子)

奈川県の大磯に、照ヶ崎という海岸があります。この、日本の海水浴場発祥の地とされる海岸に、満潮になっても沈みきらない小さな岩礁があって、毎年五月の声を聞くと、丹沢の山々から、アオバトの大群が海水を飲みにやってきます。

昨夏、こちらもアオバトの飛来地として有名な、小樽の張碓海岸を訪れたのですが、アオバトを観ることができたのは、時間にしてほんの数十秒。萌黄色をしたキレイなハトを、もっとじっくり観察したい――というわけで、五月晴れのある日、いそいそと大磯へ出掛けてきました。

大磯までは、自宅から電車を乗り継ぎ、約2時間。アオバトだけではちょっともったいない...と思っていたところ、つい先ごろ記事を書いたばかりの映画、「ツィゴイネルワイゼン」(1980)のロケ地が大磯だったことを思い出しました。そうだ、せっかくだから「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地を見てこよう。いや、いっそこの際、帰りに鎌倉へ寄り道して、主なロケ地を一通り訪ね歩いてこよう。と、素敵にもほどがあることを思いついてしまいました。

というわけで今回は、「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地をめぐる、日帰り旅行のレポートです(ロケ地マップ付き)。それにしても、やっぱり鎌倉は、いいですね~。


照ヶ崎

朝5時過ぎに家を出て、大磯に辿り着いたのは、7時過ぎでした。いかにも歴史ある保養地らしい、素朴で落ち着いた雰囲気の駅前をあとに、心地よい薫風を肌に感じながら、なだらかな坂道をだらだら下ること約5分。国道1号線を渡った先にある、そこだけ鬱蒼と木々が茂る一角から、清々しい沢音が聴こえてきました。実は、その木立に囲まれた風流な場所こそが、「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地となった、鴫立庵(しぎたつあん)。とはいえ、まずはなによりアオバト(なにせチャンスは早朝と夕方しかない)。庵は後回しにして、海へと向かいました。

照ヶ崎

東へ歩くこと約5分。西湘バイパスの高架を潜り抜けると、目の前が照ヶ崎海岸でした。冠雪した富士山が思いのほか大きく見える浜辺には、カメラを構えた先客が数名。話を伺ったところ、今年も既にアオバトがちらほら飛来しているとのこと。しかしこの日はまだ現われていないそうで、とりあえず海岸に腰を下ろして朝食を済ませ、潮騒に耳を傾けながら、持参した本を読みつつ、待つこと30分、1時間、1時間半...しかし、いつまで経っても待ち鳥来たらず。たまに浜辺に降り立つハトはドバトばっかりで、アオバトは一羽たりともやってきません。待機が2時間を越えたところで、もうこの日は夕方までダメだ...とギブアップ。まさか、大磯くんだりまでやってきて、お目当ての鳥を観損なうとはこれっぽっちも思っていなかったので、かなりのショック...だったのですが、でもまあいいや、ロケ地めぐりがあるから!



鴫立庵

持ちを切り替え、再び鴫立庵へ。鴫立庵は、西行法師の和歌、「こころなき身にもあわれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」に詠まれた地とも伝えられ、京都の落柿舎、滋賀県の無名庵とともに、日本三大俳諧道場のひとつに数えられています。この、沢沿いに結ばれた、こじんまりとした庵は、「ツィゴイネルワイゼン」において、旅先を逍遥した"私"こと青地(藤田敏八)と中砂(原田芳雄)が、芸者の小稲(大谷直子)とともに一休みする茶屋として描かれています。

鴫立庵の写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"ボクは、女殺したよ。一昨日の夜殺して、昨日お巡りにとっ捕まって、すんでのところをその男に救われて...逃げ出してきたんだ、すたこらさっさと"

映画の公開から三十年が過ぎた今も、寂れた佇まいは映画そのままで、イヤ、遥々来た甲斐がありました(アオバトは観れなかったけど)。ちなみに茶屋に立ち寄る前に三人が渡っていた橋は、静岡県の大井川に掛かる蓬莱橋。また、庵を離れて"私"が歩いていく、波飛沫の打ち寄せる切り立った岸壁は、三浦半島の剣崎灯台。実際の庵の周りは住宅地で、いずれも映画の上手な"嘘"なのですね。

とまあ、そんな感じでしばし映画の気分に浸ったのち、鴫立庵を出て、国道を横浜方面に向かって歩くこと約5分、右手に「大内館」という旅館が見えてきました。明治31年創業、三島由紀夫が「潮騒」を執筆したという、この由緒ある旅館は、「ツィゴイネルワイゼン」では、旅先の"私"と中砂が鰻を食べる宿として登場します。そう、小稲から、弟が自殺した話を聞いた中砂が、"薄桃色をした骨"のイメージに取り憑かれてしまった場所です。しかし2010年現在、旅館はぴかぴかに改築されていて、映画の鄙びた木造建築の面影は、残念ながらまったくありませんでした。

というわけで、これにて大磯のロケ地めぐりは終了(実は、国道をさらに東に行った先に、ラストシーンのロケ地となった相模川の河口があるのですが、歩くには遠すぎるのでパス)。一路、鎌倉へと向かいました。



極楽寺

磯から東海道本線で15分、藤沢駅で降り、江ノ電に乗り換えました。思えば、江ノ電に乗るのも7、8年振り。とはいえ沿線の風景が、記憶とほとんど変わっていないのがうれしい。

江ノ島、稲村ヶ崎を過ぎ("私"宅となった旧有島生馬邸があったところ。現在は、有島生馬記念館として長野市に移築されており、当時の外観が再現されている)、海沿いにしばらく行くと、全長10kmの江ノ電の中でももっとも山深さを感じさせる駅、極楽寺に到着しました。

江ノ電、極楽寺駅の写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"姉さんは、私が衰弱していて見えないと思ったのね。だから秘密のつもりで、あんな事をなさったのね"

極楽寺は、三方を山に囲まれ、一方が海に面した自然の要害、古の鎌倉の最西端の玄関口で、いわゆる鎌倉七口と呼ばれる切通のひとつです。「俺たちの朝」(1976-1977)という、勝野洋主演のテレビドラマの舞台ともなったこの場所は、「ツィゴイネルワイゼン」において、"私"の義妹、妙子(真喜志きさ子)が入院している「湘南病院」のある駅として、江ノ電とともに何度かスクリーンに登場します(実際の病院のロケ地は、かつて逗子にあった「湘南サナトリウム」)。関東の駅百選にも選ばれている、古びた駅舎の佇まいは、江ノ電の駅の中でもひときわ風情があって、駅前に置かれた昔ながらの丸型郵便ポストをはじめ、映画当時の面影が、ほとんどそのまま残っています。

駅前から長谷の町へと下る、極楽寺切通の中ほどにある石段(かつての切通し)を登りきると、鎌倉幕府第三代執権、北条泰時が開創したといわれる真言宗大覚寺派の寺院、成就院があります。この、あじさいで有名なお寺は、男はつらいよシリーズ中期の名作、「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」(1982)のロケ地。満男(吉岡秀隆)を連れた寅さん(渥美清)が、かがり(いしだあゆみ)とデートした場所です。映画にも登場した、門前の長い石段から見下ろす鎌倉の町並みと相模湾の眺望は、格別です。



由比ヶ浜

108段ある成就院の階段を下り、微かに潮の香りが漂う長谷の町中をしばらく行くと、やがて海にぶつかります。映画の中盤、男の門付けが二人(麿赤児、玉寄長政)、砂に埋まって棒で頭を叩き合う場面のロケ地となったのが、ここ、由比ヶ浜。この日は快晴で、遥か彼方に、大島の島影が薄っすらと浮かんでいました。

由比ヶ浜の写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"やり方が面白いじゃないか。金輪際抜け出せないようにしてサ。あんな面白い見世物は久しぶりにお目にかかった"

もしかしたら、うつぼ舟のような盥に乗った女の門付け(木村有希)の流れ着く先は、常世ではなく大島だったのかもしれない...な~んてどうでもいいことを思いつつ、とはいえどこといって代わりばえのしない砂浜の風景に、それほど感興の湧くこともなく、写真を一枚撮って、海岸沿いの遊歩道をてくてく東へ向かいました。



光明寺

比ヶ浜の隣の海岸、材木座に、これまで日本で観察されたことのない北米の鳥、キヅタアメリカムシクイが現われたというニュースが流れたのは、もう一ヶ月以上前のことです。観に行かねば、と思いつつ、結局行きそびれてしまったのですが、そんな材木座を横目で眺めながら、どうせ来るなら一ヶ月早くすればよかったなどと思いつつ、極楽寺から歩くこと約3km。ようやく光明寺に到着しました。

光明寺の写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"あのコったらね、変なことを言うの。お台所の戸棚に鱈の子があるから、兄さんにあげて下さいって"

鎌倉幕府第四代執権、北条経時の帰依を受け、浄土宗の高僧、良忠上人が開山したとされる浄土宗の大本山、光明寺は、映画では、義妹を見舞った帰りがけ、"私"と妻の周子(大楠道代)が精進料理を食べる場面に登場します。そう、"ダメだよ"という不吉な天の声を聴く場所が、ここです。光明寺では、実際に精進料理をいただくことができるのですが(予約制)、残念ながら二人から。

歩き疲れたので、寺の前からバスに乗り、今度は鎌倉駅へと向かいます。



ミルクホール

学旅行生に団体観光客、平日だというのに鎌倉駅前はとんでもない混雑でした。鶴岡八幡宮へと続く若宮大路、平行して延びる大町通りは人、人、人で、なかなか前へ進めないほど。折りしもちょうどお昼時で、こりゃマズイかも...と思いつつ、大町通りを少し進んだところで横の小路に逸れると、嘘のように人気がなくなりました。

ミルクホールの写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"人間の体から、骸骨を取り出すことができるかね...死体がひとつあるんだけどね、その皮と肉を除いて、骸骨だけ残すのは可能かね"

目指す先は、1972年創業のカフェ、レトロな雰囲気がウリのミルクホール。映画の後半、"私"と医者の甘木(玉川伊佐男)が待ち合わせる場所として登場します。

客がひとりもいない、ひっそりと静まりかえった薄暗い店で、ハヤシライスとビールの昼食(とはいえ、しばらくして数人連れの客が来て、あっという間にうるさくなった)。アンティークがところどころに飾られたこのカフェもまた、映画当時の面影と質感が、ほとんどそのまま残されていました。今年の七月に改築予定だそうですが、また同じ部材を組み直し、同じ装いを再現するとのこと。

しばし休憩ののち、人気のまったくない裏道を通り抜けて、鶴岡八幡宮へ。



鶴岡八幡宮

雑の中心地はここ、つい先日、強風で樹齢800年ともいわれる大銀杏が倒れて話題になったばかりの鶴岡八幡宮でした。写真は、三の鳥居を潜った先にある、太鼓橋

鶴岡八幡宮、太鼓橋の写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"なぜそんなお顔をするの。お父さんは元気よ。おじさんこそ生きてるって勘違いしてるんだわ。さ、約束だからお骨をちょうだい"

山のような人混みにもかかわらず、なぜ写真に誰も写っていないかといえば、それは太鼓橋を渡れないよう、柵が設けられているから。映画において、太鼓橋は、"私"と園以外のすべて登場人物たちが打ち揃って花火を眺める場所として、またラストで"私"が豊子(米倉ゆき)に出遭う場所として登場します。この橋以外にも、"私"と中砂の妻、お園(大谷直子)が、小雨の中、朱塗りの舞殿の脇をそぞろ歩く場面がありますが(記事冒頭のイラスト)、さすがにここまで人が溢れかえっている(かくいう私もそのひとりですが)中で、映画の情緒を見出すのは、ちょっと無理。

そんなわけで、八幡宮を早々に後にすると、最寄のバス停から十二所方面行きのバスに乗り、いよいよこのロケ地めぐりのメイン、釈迦堂切通へと向かいました。



釈迦堂切通

迦堂切通は、幽玄美に満ち溢れた「ツィゴイネルワイゼン」の象徴ともいうべき場所です。"私"が中砂邸を訪れる場面で必ず、また"私"が園と、そして小稲と豊子にばったり出遭う場所として、映画の中で幾度も登場します。

出掛ける前に地図を調べた際、ここはちょっとわかりにくそうだなと思っていましたが、杉本観音でバスを降りると、すぐに小さな、しっかりした作りの誘導表示に気がつきました。辻々に設置されたその表示を頼りに、キセキレイの囀る小河川に沿って細道をしばらく進んでいくと、いつしかあたりに民家がなくなったところで、鬱蒼とした樹々に覆われた山道との出合いにぶつかりました。分岐に建っていた石碑によれば、あたりは釈迦堂ヶ谷と呼ばれていて、その名は鎌倉幕府第三代執権の北条泰時が、父義時の菩提を弔うため、この地に釈迦堂を建てたことに由来しているのだそうです。しかし、その釈迦堂のあった場所がどこかはいまだ不明で、幻の寺といわれているとのこと...う~ん、なんて幻想溢れる逸話。いいぞ、いいぞ!

そして立入禁止の看板を越え、昼なお暗い谷戸に延びる、ところどころに岩盤の露出したその寂しい坂を100mほども登っていくと、やがてカーブの先に、忽然と、岩を刳り貫いた洞門が姿を現しました。

釈迦堂切通の写真その1(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"ほら、こんなに暗くなって...もう日が暮れますから、少し急いでまいりましょう"

"切通"といいながらも実は切通になっていない、ごつごつとした岩肌にぽっかりと口を開けた洞門は、30年前の映画とまったく変わるところのない不気味な佇まいで、しかも手前が暗くて向こう側がやけに明るいという、これまた映画そのままの、いかにもこの世とあの世を結ぶ境界であるかのような、いわく名状しがたい不思議な雰囲気を漂わせていました(上の写真が中砂邸側(北)で、下の写真が"私"の家のある側(南)。明るさがまったく違うのが、おわかりいただけると思います)。

釈迦堂切通の写真その2(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"お昼寝をさせておりましたら、急にうなされまして...あまり怖ろしそうなので、起こして散歩に出て参りましたの"

洞門の内部の壁には、石塔の納められた穴がいくつも穿たれていて、気味の悪さに拍車をかけています。南側の出口は崩落していて、ちょうど写真を撮ったあたりに大きな岩石がいくつも転がり、道を塞いでいました。時折ウグイスの囀りだけが響き渡る、閑寂とした幽谷の気配をしばし堪能し、転がる岩を乗り越え、大町方面へと下りました。



妙本寺

の目的地は、鎌倉駅からほど近い妙本寺。今、こうして地図で確認してみると、釈迦堂切通を下りきったあたりから、実は直線距離でほんの300mほどしか離れていないことに驚きます。しかしいざ移動しようとすると、崖に阻まれて道がないため、ぐるっと2kmほど、遠回りしなくてはなりません。幹線道路に出ると、バス停がありましたが、あいにく出てしまったばかりのようで、次のバスは30分先。というわけで、またもや歩いて移動することに。

妙本寺は、日蓮宗の本山で、初代鎌倉幕府執権、北条時政に謀殺された鎌倉時代の有力御家人、比企能員(よしかず)の末子、比企能本(よしもと)が日蓮宗に帰依し、1260年、比企一族の邸宅跡に開創したと伝えられています。ちなみに1203年、謀反の企てを理由に、比企能員が誘き出されて殺害された場所が、釈迦堂切通の南側一帯にあったとされる北条時政の別邸。偶然ですが、比企能員を偲んで歩く道筋となりました。

妙本寺の写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"こないだね、ハイフェッツを聴きに日比谷の公会堂へ参りましたの。ツィゴイネルワイゼンを弾くというので、それは楽しみにして参りましたのよ"

このお寺、映画では、"私"や中砂たちが、夜中に奇妙な豆撒きをする場所として登場します。ちなみに今回の名刹めぐりのようなロケ地訪問で、もっとも印象に残ったのが、大回廊にぐるりと囲まれた、このお寺の本堂でした。



浄智寺

て、いよいよ最後の目的地。鎌倉から横須賀線に乗り、隣の北鎌倉駅へ。駅から鎌倉方面へ戻ること約500m、道を挟んで明月院のちょうど反対側に、臨済宗円覚寺派の寺院、浄智寺があります。鎌倉幕府第五代執権、北条時頼の三男宗政の菩提を弔うため、宗政夫人が病没した夫を開基に開創したといわれるこの寺は、山田洋次の「武士の一分」(2006)をはじめとするさまざまな映画のロケ地となっていて、「ツィゴイネルワイゼン」では、義妹を見舞った帰りの"私"が中砂とばったり出会い、中庭に置かれた縁台でそばを食べる場面に登場します。

浄智寺の写真(「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地)
"君は、誰にでもそうなのか...動物みたいに...細君も、小稲も、それから..."

映画が撮影されたと思しき一角を見つけましたが、何の変哲もない白壁をバックに雑草が生い茂り、これといってフォトジェニックな場所ではなかったので、写真は(映画には出てきませんが)参道の山門を載せておきます。

*       *       *

とまあ、こんな感じで一通りまわって、時刻はまだ15時前。一瞬、大磯に引き返そうか、どうしようか?と思いましたが、さすがに歩き疲れていたので、おとなしく家に帰ることにしました。湘南新宿ラインで、北鎌倉から新宿までは1時間弱。新宿で中央線に乗り換えて、まだ日が高いうちに家に帰り着き、当初のアオバト・ウォッチングの目的はどこへやら、「ツィゴイネルワイゼン」の世界にどっぷり浸かった一日が終わりました。

下に、今回訪ね歩いた場所の略図を載せておきます。たとえ映画に関係なくても、古都の古刹めぐりは楽しいものです。まして好きな映画の舞台ともなれば、なおさら興趣をそそられるというもの。爽やかな季節の鎌倉散策、梅雨がやってくる前に、皆さんもいかがでしょうか。


「ツィゴイネルワイゼン」のロケ地マップ(鎌倉と大磯) 



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コメント

[C585] ご一緒に

鎌倉を散歩したような気分です。
ドイツから東京に行かれる方に東京近郊の見勝地を教えてと
聞かれると鎌倉と日光をおしえてあげるのですが、実は歩いたこともなく一回ほんの数時間立ち寄っただけのようでお薦めするのに当人もあまり知らないという自信のないものでした。

しかし映画『チゴイネルワイゼン』のロケーションを訪ねる今日のMardiさんの記事で鎌倉が少し身近に感じています。本来はアオバトをも見るはずだったのに残念でしたねっ・・・

この大谷直子さんのイラスト絵彼女の印象がよく出ていますねっ、風景はイラストにされることはないのでしょうか?、でも写真もなんというかアングルがいいですね!

話は変わるのですが、おせっかいのようではありますがMardiさんにはぜひ私ブログの限定記事を読んで欲しいなぁ~とか想っています。
  • 2010-05-15 21:24
  • ヘルブラウ
  • URL
  • 編集

[C586] おはようございます☆

素敵な記事ですね♪
大谷直子さんが一番良い頃で、こんな感じで大好きでした。この映画では何とも言えなかったけど、たくさんのテレビドラマでいつも憧れる感じでした☆

俺たちの朝、懐かしいですね・・・高1の1年間、リアルタイムで見ていたので、友だちも皆見ていたので、すごく人気の高い作品でした☆

極楽寺駅・・・一度だけ鎌倉に旅行した時に、この駅で降りることができて、本当に本当に嬉しかったです。あの3人がその辺から出てきそうでしたね。
(最近見た小津監督の映画では、駅名が右から左でした)

mardigrasさんの記事の中のあちこちは、半分くらいは知らないので、いつか行ってみたいと思います。
画像も美しいし、文章も映画と場所との関係や、mardigrasさんの想いが伝わってきました。

今度は是非、アオバトに会えますように・・・。
では、楽しい日曜日になりますように~☆
  • 2010-05-16 10:07
  • miri
  • URL
  • 編集

[C587] >ヘルブラウさん

ありがとうございます、そういっていただけると嬉しいです!
日光も鎌倉も、海外の方は喜ばれるでしょうね~。

今回久しぶりに鎌倉を訪れてみて、30年も昔の映画の世界がそっくりそのまま残っていることに、改めて感激しました。観光地や景勝地のみならず、ちょっとした裏通りや住宅街にも古い日本の趣きが残っていて、そんなものがこのペースの速い現代で自然に残るわけがないと思うと、地元の人たちの景観を保つ努力に尊敬の念が湧いてきました。ヘルブラウさんもいつか、ぜひ~。

風景は、以前、「七人の侍」の絵を描いたときに、難しい&滅茶苦茶時間がかかってしまって懲りたというか...(笑)またいつか、チャレンジしてみたいと思います!写真、褒めていただいてありがとうございます!バッテリーを充電し忘れていて、ミルクホール以降はすべて一発勝負でした(汗)。

限定記事、読ませていただきますよ~。のちほど、鍵コメ書かせていただきま~す。

[C588] >miriさん

ありがとうございます。
私の中でも最近、大谷直子の再評価がおこっています(笑)。キレイな人ですよね~。

「俺たちの朝」は、私は再放送でした。オッスとかチューとかカーコとか、またもう一度観てみたいドラマです。「俺たち~」シリーズは、みんな面白かった記憶がありますが、これがイチバンです!

おお、miriさんも極楽寺に行かれたことあるんですね。やっぱり思い入れのある映画やドラマのロケ地を訪れるのは格別ですよね~。「晩春」に北鎌倉が出てきたのはよく覚えているんですが、この駅も小津映画に登場しているんですね。駅名表記が逆になっていても、きっと、駅舎の佇まいは変わっていないのでしょうね...いつかまた、極楽寺も含めて訪れる機会があるとよいですね!

別にそこまでではないつもりだったんですが、あちこち巡っているうち、なんだか自分が「ツィゴイネルワイゼン」フリークのような気がしてきました...この際、いずれ機会をみて、大井川やほかのロケ地も制覇してやろうと思っています(笑)。

アオバトは、また近いうちに再挑戦しようと思っています...

[C589] おはようございます

鎌倉いいですよね。わたしは中学生の頃に一度、学校行事で行きました。覚えているのは鮮やかな緑と情緒ある町の雰囲気だけで、どこを見て歩いたかはもう覚えてなかったりしますが(笑)
好きな映画のロケ地がぱっと思い浮かぶなんて、さすがmardigrasさん!

それでは本題。
今日は「ブログDEロードショー」のお誘いに参りました。
今月の作品は 『 ビッグ・ウエンズデー 』 (1978年アメリカ、ジョン・ミリアス監督)です。この企画の発案者である「映画鑑賞の記録」のmiriさんが選んで下さいました。

大まかなストーリーは
<1960年代初め、カルフォルニアの海辺の町には マット、ジャック、リロイを中心とする若者たちが、サーフィンを通じてグループを作っていた。 彼らの夢は水曜日にやって来るという世界最大の波“ビッグ・ウェンズデー”に挑戦すること。そして・・・。>

お選びになられた理由は
1・自分が初見以降、全く見ていないので、どうしても見たくて仕方ない映画だから。
2・これからの季節にピッタリな、空、海、雲、波、そして三人のサーファー・・・に再会したいし、皆さんにも出会って(再会して)もらいたいから。

とのことです。

観賞日は6月4日(金)~6日(日)の三日間。都合が悪い場合は、後日でも結構です。
今月も、みんなで一緒に同じ映画を観て、楽しくお話ししましょうね~。
  • 2010-05-28 06:58
  • 宵乃
  • URL
  • 編集

[C590] >宵乃さん

鎌倉、中学生がいっぱいいましたよ~(笑)。特に鶴岡八幡宮周辺。きっと宵乃さんも行かれたと思いますよ。あと、大仏とか...
鎌倉は、どこといわず、町中を歩いてるだけで楽しいところですね。

「ビッグ・ウェンズデー」のお誘い、わざわざありがとうございます、ぜひ参加させていただきますね!

[C624] 鎌倉×シネマ

はじめまして。鎌倉と映画の関係について趣味で調べ始めています。「武士の一分」のロケに浄智寺が使われていたことを知りませんでした。ツィゴイネルワイゼンについてもいろいろと参考に鳴りました。ありがとうございます。お時間がありましたら拙HPをご覧いただければ幸いです。

[C625] >minouxさん

コメントありがとうございます。

「武士の一分」で、檀れいが墓参りに出掛けたお寺が浄智寺でした。和尚と檀れいが立ち話していたのが、ちょうど写真の山門のあたりです。

鎌倉はずいぶん多くの映画のロケ地になってそうですし、調べがいがありそうですね~。のちほど、minouxさんのサイトにお邪魔させていただきたいと思います。

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邦画の紹介
椿三十郎
七人の侍
用心棒
ツィゴイネルワイゼン
遙かなる山の呼び声
復讐するは我にあり
砂の女
男はつらいよ 寅次郎恋歌
男はつらいよ 寅次郎忘れな草
男はつらいよ 寅次郎相合い傘
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
武蔵野夫人
仁義なき戦い
麻雀放浪記
幸福の黄色いハンカチ
悪魔の手毬唄
夜叉
丹下左膳餘話 百萬兩の壺
姿三四郎
劔岳 点の記
影武者
洋画の紹介
第三の男
ブレードランナー
ゴッドファーザーPARTII
羊たちの沈黙
ミッドナイト・ラン
スカーフェイス
ビッグ・ウェンズデー
ゴッドファーザー
駅馬車
荒野の決闘
ダンス・ウィズ・ウルブズ
燃えよドラゴン
スパルタンX
ターミネーター2
パルプ・フィクション
アパートの鍵貸します
引き裂かれたカーテン
めまい
夜の大捜査線
地獄の黙示録 特別完全版
サンセット大通り
モーターサイクル・ダイアリーズ
8 1/2
真夜中のカーボーイ
スティング
プラトーン
ダイ・ハード
赤ちゃんに乾杯!
太陽がいっぱい
マルホランド・ドライブ
薔薇の名前
リバー・ランズ・スルー・イット
ルートヴィヒ
M★A★S★H マッシュ
バック・トゥ・ザ・フューチャー
タクシードライバー
エンゼル・ハート
バグダッド・カフェ 完全版
未来世紀ブラジル
明日に向って撃て!
恐怖の報酬
レスラー

キル・ビルVol.2
2001年宇宙の旅
ブリキの太鼓
ジュラシック・パーク
十二人の怒れる男
ゲッタウェイ
ミシシッピー・バーニング
ベルリン・天使の詩
裏切りのサーカス
ブラック・レイン
アマデウス
遠い空の向こうに
カプリコン・1
その他映画関連
いとしの映画音楽
この邦題がすごい!
この映画の原作がすごい!(海外編)
この映画の原作がすごい!(国内編)
あの映画のコレが食べたい!
2010年イラスト・カレンダー
「ツィゴイネルワイゼン」を訪ねて
2011年イラスト・カレンダー
続・この映画の原作がすごい!(上)
続・この映画の原作がすごい!(下)
シネマ・イラストレイテッド in TSUTAYA
「劔岳 点の記」を訪ねて
その後のシネマ・イラストレイテッド in TSUTAYA
「夜叉」を訪ねて
「ツィゴイネルワイゼン」を訪ねて(その2)
2014年イラスト・カレンダー
「砂の女」を訪ねて
「悪魔の手毬唄」を訪ねて
「武蔵野夫人」を訪ねて
「岳 -ガク-」を訪ねて
「ゼロの焦点」を訪ねて
「男はつらいよ 寅次郎相合い傘」を訪ねて
「遥かなる山の呼び声」を訪ねて
「幸福の黄色いハンカチ」を訪ねて
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を訪ねて
「裏切りのサーカス」を訪ねて

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