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悪魔の手毬唄

よーし、わかった。犯人は放庵だ!
「悪魔の手毬唄」のイラスト(石坂浩二)

溝正史が生んだ、日本探偵小説史上屈指の名探偵、金田一耕助シリーズの映画化作品、といってまず思い浮かぶのは、やはりなんといっても、1970年代後半に立て続けに封切られた、市川崑監督、石坂浩二主演による、五本の東宝映画でしょう。

わけても角川書店が製作を手掛けた記念すべき第一作、「犬神家の一族」(1976)の商業的大成功を受けて製作された「悪魔の手毬唄」(1977)の完成度は、惚れ惚れするほど素晴らしい。第一作でお馴染となった映像イメージとキャラクターをそっくりそのまま継承し、しかも原作の複雑な人間関係と事件の綾を軽やかに編み直した脚本をものにして、演出から演技から音楽から、何もかもがノりにノりまくってドライブしていくグルーヴ感の心地よさといったら、シリーズ二作目にして、早くも石坂金田一の作品世界が熟成のピークを迎えていた感があります。

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「砂の女」を訪ねて

「砂の女」のイラスト(岸田今日子)

年末、実に19年ぶりにクルマを買い換えました。となればなにはともあれドライブせねばなるまい、というわけで年末年始を待ちきれず、仕事納めの最終週に休暇を取って、一泊二日のドライブ旅行に出かけてきました。行き先は、かねて訪れたいと思っていた、静岡県の浜岡砂丘。そう、安倍公房原作、勅使河原宏監督の「砂の女」(1964)のロケ地であります。

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ブラック・レイン

Watch your tail, cowboy.
「ブラック・レイン」のイラスト(高倉健)

倉健さんが、亡くなった。

人に対して、仕事に対して、そして自分自身に対して誠意を尽くして生きることの尊さと美しさ、そしてそのためにストイックであることのカッコよさを教えてくれた、この人のように生きたいと思わせてくれる人が、この世からいなくなってしまいました。健さんみたいな人がいるからここはオレも耐える――人生のさまざまな局面で、そんなふうにして心の支えとなってくれた健さんが、とうとう逝ってしまいました。そもそも実際にお目にかかったことがあるわけじゃなし、それなら映画を観ればいつでも健さんはそこにいるじゃないか――そう自分に言い聞かせてみても、この喪失感は、信じられないくらい、大きい。

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幸福の黄色いハンカチ

お前たち、待っててくれたンか。
「幸福の黄色いハンカチ」のイラスト(高倉健)

たしてこれまで何度観たかわからない、北海道を舞台にした山田洋次監督のロードムービー、「幸福の黄色いハンカチ」(1977)。いや~、面白い映画は何度観ても、面白い(というより年を経るごとに、ますます好きな映画ばかりを繰り返し観るようになってきた、今日この頃ではあります)。

中学生の頃に初めて観て以来30余年、この映画のいったいどこにそんなに惹かれてやまないのかといえば、それはなんといっても、高倉健と武田鉄矢と桃井かおりのオン・ザ・ロードのあれこれが、北海道のクルマ旅だからこその楽しさに満ち溢れた、旅ごころを刺激してやまないものであることです。「幸福の黄色いハンカチ」は、いざその気になれば自分でもできる(そしていまとなっては何度かやったことのある)、憧れの北の大地をクルマで旅する醍醐味を、いわば等身大で疑似体験(あるいは追体験)させてくれる映画、なのですね。

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麻雀放浪記

ふ~ん。おめえも案外、ろくでなしだな。
「麻雀放浪記」のイラスト

つてキネマ旬報に連載されていた、映画のセリフをめぐるイラスト付きの名コラム、「お楽しみはこれからだ」をはじめ、映画にまつわる数々のエッセイや対談を通じ、その映画愛溢れるシネマディクトぶりを披露していたイラストレーター、和田誠がメガホンをとった1984年公開の映画、「麻雀放浪記」。クリエーターとしての才能、そして映画見巧者としてのセンスを如何なく発揮し、当代最高の娯楽小説といっていい珠玉の原作の持ち味を損ねることなく、作品世界がまとう空気を忠実に映像化してみせた、本邦屈指のギャンブル映画です。

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管理人: mardigras
大王わさび農場
黒澤明の「夢」(1990)のロケ地を訪れました。

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Index

邦画の紹介
椿三十郎
七人の侍
用心棒
ツィゴイネルワイゼン
遙かなる山の呼び声
復讐するは我にあり
砂の女
男はつらいよ 寅次郎恋歌
男はつらいよ 寅次郎忘れな草
男はつらいよ 寅次郎相合い傘
男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花
武蔵野夫人
仁義なき戦い
麻雀放浪記
幸福の黄色いハンカチ
悪魔の手毬唄
丹下左膳餘話 百萬兩の壺
夜叉
姿三四郎
劔岳 点の記
洋画の紹介
第三の男
ブレードランナー
ゴッドファーザーPARTII
羊たちの沈黙
ミッドナイト・ラン
スカーフェイス
ビッグ・ウェンズデー
ゴッドファーザー
駅馬車
荒野の決闘
ダンス・ウィズ・ウルブズ
燃えよドラゴン
スパルタンX
ターミネーター2
パルプ・フィクション
アパートの鍵貸します
引き裂かれたカーテン
めまい
夜の大捜査線
地獄の黙示録 特別完全版
サンセット大通り
モーターサイクル・ダイアリーズ
8 1/2
真夜中のカーボーイ
スティング
プラトーン
ダイ・ハード
赤ちゃんに乾杯!
太陽がいっぱい
マルホランド・ドライブ
薔薇の名前
リバー・ランズ・スルー・イット
ルートヴィヒ
M★A★S★H マッシュ
バック・トゥ・ザ・フューチャー
タクシードライバー
エンゼル・ハート
バグダッド・カフェ 完全版
未来世紀ブラジル
明日に向って撃て!
恐怖の報酬
レスラー

キル・ビルVol.2
2001年宇宙の旅
ブリキの太鼓
ジュラシック・パーク
十二人の怒れる男
ゲッタウェイ
ミシシッピー・バーニング
ベルリン・天使の詩
裏切りのサーカス
ブラック・レイン
アマデウス
遠い空の向こうに
カプリコン・1
その他映画関連
いとしの映画音楽
この邦題がすごい!
この映画の原作がすごい!(海外編)
この映画の原作がすごい!(国内編)
あの映画のコレが食べたい!
2010年イラスト・カレンダー
「ツィゴイネルワイゼン」を訪ねて
2011年イラスト・カレンダー
続・この映画の原作がすごい!(上)
続・この映画の原作がすごい!(下)
シネマ・イラストレイテッド in TSUTAYA
「劔岳 点の記」を訪ねて
その後のシネマ・イラストレイテッド in TSUTAYA
「夜叉」を訪ねて
「ツィゴイネルワイゼン」を訪ねて(その2)
2014年イラスト・カレンダー
「砂の女」を訪ねて
「悪魔の手毬唄」を訪ねて
「武蔵野夫人」を訪ねて
「岳 -ガク-」を訪ねて
「ゼロの焦点」を訪ねて

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